無職のシラトリです。
世の中では今週は何やら「シルバーウィーク」とかいうやつだったらしいですね。
毎日が日曜日のシラトリにはどうでもいいことですが。
とは言え、一応次の仕事も探してますよ。
でも、こんなに祝日が多いと仕事探しも捗りません。
つい最近、富士山の初冠雪が取り消しになったというニュースがありましたね。
今年の富士山の登山シーズンは終わったのですが、実は閉山ギリギリで富士登山に行っておりました。
富士山は初めてではなくて5年前にも1度登っています。
(その時の画像がプロフィール写真になってます)
全く登山は趣味でも何でもないんですけど。
その時は富士山が世界遺産に登録されて、これからどんどん観光客が増えて簡単に行くことができなくなってしまうんだろうなと思い、急に思い立って行ったのでした。
思い立ったが吉日とか言うしね!
実際にその後は年々海外からの観光客や登山者も増え、登山道が登山者で渋滞するようになったと聞きました。
早めに登っておいて良かったとつくづく思いました。
そして、もう二度と登ることもないだろうと思っていました。
それが今年はコロナ禍で登山者が激減しているというではないですか。
ちょうどオリンピックの仕事も終わるし、これはチャンス!ということでサクサクっと富士登山ツアーに申し込んだシラトリなのでした。
ただ天気だけが心配でした。
さて、当日の天気はまぁまぁでした。
まぁまぁよりはいい方かな?
なんと、オリパラユニフォームでの参加者が結構いました。
5年前に富士山に登った時に、登山開始直後からずーっと「わー凄い」を連呼している女がいました。
シラトリは「うるせーな」と思うと同時に、
きっとこういうやつが高山病になるんだろうな・・・
と思っていました。
そしたらやっぱり高山病になっていました。
やっぱどうでもいい事をベチャクチャ喋って貴重な酸素を無駄にしてはいけないんだなと学習したシラトリなのでした。
ホントにそうなのかどうかは知らんけどw
今回で富士登山2回目とはいえ、登山に慣れている訳ではない、ただのド素人なので呼吸を乱すような行動は高山病のもとだと自分に言い聞かせ、出産間近の妊婦さんの如く呼吸を意識し黙々と登り続けたのでした。
登山開始直後に同じツアーの人に話しかけられるも自分のペースと呼吸を乱すのを恐れたシラトリは、超適当に受け答えをし「話しかけるなオーラ」を全面的に出して早々に会話を強制終了させたのでした。
話しかけてくれた人ごめんね、シラトリには余裕がなかったのです。
高山病の症状もなく、無事に16時過ぎには8合目の山小屋に到着しました。
ベチャクチャ喋ってはしゃいでいた女は高山病の症状が出たようで途中で休んだりしていましたが、その後は見ていないのでどうなったかは謎です。
毎回お約束のようにこういうやつがいるなぁw
割り当てられたベッドに荷物に置いた後は早めの夕食です。
ベッドは二段ベッドで下の段でした。
夕食はカレーとハンバーグとウィンナーと温かいお茶。
ドーナツと水ようかん付きです。
ビニール袋に入っているのは翌日の朝食です。
夕食後はさっさと寝るように促されますが、さすがに夕方の17時には寝れないですよ。
外に出てみると影富士です。
外も暗くなってくるとやることもないので割り当てられたベッドで過ごすしかありません。
かといってベッドで過ごすも何も寝るしかないじゃないですか。
寝てみます。
どうやら寝れたっぽいです。
と思ったら、隣のベッドの女がガサガサうるせーーーーーー!
そんなガサガサする袋持ってくんなよ!(見えてないけど袋でしょう、きっと)
しかもいつまでガサガサやってんだよ。
「すっげーうるせーんだけど」
と心の中で言ったつもりが微妙に声に出てたっぽいですw
それともシラトリの心の声が彼女に聞こえたのでしょうか?
すぐガサガサがおさまりましたw
しかし、シラトリにはあの悪夢が蘇ります。
あれ?
なんだっけ?
蘇ったつもりが度忘れした!
あいつだよ、あいつ。
いびきのうるさいやつ。
ネパールのトレッキングの時の。
フランクでした。(そんな名前だったっけ?)
過去記事を読み返しましたよw
ムカつきすぎてシラトリの記憶から名前だけ抹消されていたようです。
シラトリは根に持つタイプですからね!
で、何が言いたいかというと、フランクのいびきがうるさすぎて寝ているところを起こされ、その後全く眠れなくる&呼吸が苦しくなる。
翌日の体調は絶不調。
よってフランクのせいで高山病になったと今でも思っています。
今回はいびきではないですが寝ているところを起こされ眠れなくなる、というところまで完全に一致してしまっているではないですか。
嫌な予感しかしません。
もうシラトリにできることといえばラマーズ法しかありません。
ラマーズ法もあっているのかどうかもわかりませんが。
しかもなんだか寝床がメチャクチャ暑いんですよ。(5年前は寒かったです)
寝袋に入ってる場合じゃないですよ。
もう眠れないから起きていることにしました。
どうせ夜中の2時過ぎには起床予定だし。
そんなこんなで3時前に8合目の山小屋を出発です。
風も強いし、霧雨みたいな感じです。
真っ暗な中を一歩一歩、歩いていきます。
高山病の症状もなく、歩くこと3時間?強風のため、これにて終了!
ご来光も見れません。
見えません。
強風のため、ガイドがこれより先は危険と判断したのです。
「なんも見えねーーーーーー!」北島康介風
ここからはひたすら下山です。
変な雲。
でもなんか絵みたいじゃない?
少しだけガイドやツアーの参加者みんなで一緒に下りますが、すぐにフリー下山になりました。
この写真、なかなか気に入ってます。
最初は順調だったのですが、急激にトイレに行きたくなってしまいました。
思い起こせばトイレに行ったのはガサガサ女に起こされて眠れなくなってしまってトイレに行ったのが最後です。
もう閉山間近ということで開いている山小屋も少なく、トイレも少ないのです。
次のトイレは7合目までないようです。
うわー参ったな・・・
いざとなったら、いざとなったら?
なるべく意識をしないようにし、下山に集中し、どうにかギリギリでトイレに辿り着くことができました。
危なかったわー。
無事にトイレを済ませ、ちょいちょい休憩したり余裕をぶっこいたりしていたら、気づいたら周りに人が少なくなっているじゃないですか。
でも時間的にはまだまだ余裕があるので焦る必要はないのですが・・・
あれれ、下山ってどっちかな?
ところどころに案内の看板があるのでそれに従って下りていたはずなのですが、どうも嫌な雰囲気です。
だって、ちょっとした獣道的な感じなのです。
絶対これ違うよな、と思ったのですが、今からまた登って戻る気にはなれません。
つーか、どこで間違ったのーーーーーー!
こうやって遭難するんだろうな、と思いました。
ネパールでも獣道に行きかけたりしたし、やっぱシラトリって登山に向いてないんだろうね。
上から下りてくる人はシラトリ以外には全くいませんでしたが、下から登ってくる人が数人いたので聞いたところ、遠回りにはなるようですがちゃんと集合場所に辿り着けることがわかりました。
道を聞いたおじいちゃん2人組が「この〇〇さんの像が見れたんだからいいことだよ」とかなんとか言ってましたけど、そもそも何の像なのか聞いた瞬間に忘れました。
しかも肝心の像が葉っぱでほぼ隠れてるというw
そう、シラトリには余裕がなかったのですw
当初の予定より30分くらい多めに歩くことになってしまいましたが、無事に集合場所に辿り着くことができました。
遭難しなくて良かったです。
その後は富士登山ではお約束、温泉に寄って汗を流し、帰途につきました。
余談ですが、筋肉痛は約1週間も続きました。
そして保全協力金を払い損ねて記念品の木札を貰うことができなかったのだけが心残りです。
ぴえん。