翌朝、ダンディはレセプションにいなかったため、別れを告げることはできませんでした。
コーラムではUberでオートリキシャは対応していなかったのでレセプションで呼んでもらいバスターミナルへ向かいました。
50ルピー。
到着して10分もしないうちにアレッピー行きのバスは出発しました。
料金は117ルピーでしたが、荷物代53ルピーを徴収され、合計170ルピー支払いました。
エアコンもない窓すらないオンボロバスです。
ドアも手動で、閉める時は中から係がヒモを引っ張って閉めます。
道路の凹凸も気にせずドライバーがぶっ飛ばすのでバスは絶叫マシンの如くバウンドしまくりです。
これはいわゆる、チンさむロードですね!
絶叫マシン大好きのシラトリですが、予期せず身体が宙に浮くので思わず何度も驚きの声をあげてしまいました。
バスは2時間ほどでアレッピーのバスターミナルに到着しました。
アレッピーもオートリキシャがUberで対応していないため、直接交渉です。
ホントかどうか知りませんが、1キロ30ルピーとのことで宿までは3キロちょいあったため、100ルピーとなりました。
アレッピーの宿は事前に予約していたのですが、オーバーブッキングでキャンセルされ、第二希望の宿に宿泊となりました。
なんだかんだインドの宿は宿側からのキャンセル率高すぎる!
宿から何時に到着するか?とメッセージが来てたのに気づかず返信しないまま行ったため、まだ部屋の準備ができていませんでした。
ちょうど昼時だったこともあり、紹介された近くの店でブランチです。
その間に部屋を準備しておくとのこと。
盛り付けのセンスとか内容がオシャレでインドっぽくないのは欧米人女性がやってるお店だからです。
そしてやはりドラゴンフルーツは味がありません。
ドラゴンフルーツって見た目だけだよな、と毎回思います。
宿は民泊的な感じで平屋で部屋は3部屋?
オーナーはフレンドリーで話好きな感じでしたが、コーラムの宿でWi-Fiがなかったこともあり、調べ物とかPC作業をしたかったため、部屋に籠る感じになってしまいました。
午後、スコールなのかかなり激しい雨が降りました。
本当は洗濯したかったのですが翌日に持ち越しです。
夕方近くなり、雨も止んだので夕食のために外へ出たらちょうど夕陽タイムでした。
すぐそこのビーチへ。
その後、近くの店でミールスとラッシーを注文しました。
これで340ルピーって高すぎやろ!!
店のオヤジはノリのいいハゲ親父でしたが、高いんじゃ、ボケ!
2度と来るか!
と心の中で叫んでおきました。
夜中、何かが走り回る音で目が覚めました。
屋根裏に野生動物が侵入しているようでバタバタすごくうるさいし、部屋に現れたらと思ったら怖かったです。
翌日、顔を洗おうと思ったら水が止まっているじゃないですか!
断水とか勘弁してよー。
アゼルバイジャンを思い出します。
ってか、朝イチで洗濯して干したかったのにできないじゃん。
オーナーはまだ寝てるんだか外出中なのか、静まり返っていて気配がありません。
オーナーの登場を待つのも時間の無駄なので出かけることにしました。
少し歩いたところにレンタル自転車屋があったので借りたかったのですが、不幸にも店内に誰もいませんでした。
途中でコーラを買って飲んで、空のペットボトルを捨てたいと思っていたら、ちょうどこんなのに出くわしました。
マスクとペットボトルを集めているのでしょうか。
他の物もたくさん入ってたけど。
謎のオブジェ。
この汚い川のところに、ローカルボートジエッティーがあって、せっかくなので乗ろうかなと。
係のオヤジに聞くと、14時半にバックウォーターだとか言うので、ランチ後にまた戻ってくることにしました。
よく名前を聞くインディアンコーヒーハウスというチェーン店があったので、初潜入です。
ギードーサです。
コチ行きのバスを確認しようかと思いバスターミナルへ行ってみたはいいものの、マラヤーラム語ばっかりで英語表記は皆無なのです。
観光客への優しさは微塵も感じられません。
文字はクルクルしてて可愛らしいけど。
インドも各地で方言的な言語があるみたいで、何が何やらさっぱりちんぷんかんぷんです。
バスターミナルでしばし休憩していると突然の電話です。
なんと宿のオーナーです。
シラトリの部屋の水が出っぱなしになっているから何時に戻るのかとのことです。
あぁ、断水が復旧したんだねぇ。
てか、あんた起きるの遅いよ!
もう午後じゃん。
部屋の水を止めるために宿に戻るとか面倒なんですけど。
合鍵あるならもうそれで入って止めてくれよ、って感じです。
とりあえず元栓を閉めて対応したようです。
そして、コチ行きのバスは聞くまでもなく、おそらく頻発しているだろうと勝手に予想してその場を去りました。
14時頃ローカルボート乗り場に行って再度確認すると13時45分にボートは出たとか言うではありませんか。
ったく、なんなんだよ、14時半は何だったんだよ。
14時半はコタヤム行きとのこと。
仕方なくそれに乗ることにしました。
こんなことなら午前中のコタヤム行きに乗れば良かったと思いつつ。
28ルピー。
船が通るたびにインド親父が人力で橋を上げ下げします。
女性が上げ下げしてる橋もありました。
ちょっと大きめな橋は機械式のところもありました。
コタヤムまでは3時間弱くらい?
正直飽きました。
また引き返すとなると、気が遠くなりました。
途中でトイレに行きたくなったらどうしようと思いましたが、安心してください、トイレ完備です。
コタヤム17時半発のボートでアレッピーに戻ります。
往路は28ルピーだったのに、なぜか復路は29ルピーでした。
この日の夕陽は凄く赤い。
夜になるとボートに灯りがつくのですが、そのせいて今度は虫がいっぱい飛んできます。
床にはでっかいゴキブリも蠢いています。
乗客はほとんどおらず、シラトリが虫に怯えて喚いたりしているからか、途中から電気を消してくれました。
ボートは早い時間に乗るのがオススメです。
20時過ぎにボートを降り、またインディアンコーヒーハウスで軽く夕食。
もう暗いし、オーナーも待ってるだろうからとオートリキシャで帰りました。
オーナーはシャワーも浴びれなかったし、部屋も掃除できなかったとか言ってたけど、もっと早く起きて断水にいち早く気付いてよ、ったく。
何で水が止まったのか聞いたら、前の日みんながたくさん水を使ったからとか言ってました。
みんなって誰だよ。
そんなんじゃ洗濯もできないじゃん。
まぁ結果的にできなかったんですけど。
チェックアウトの日もオーナーは起きるのが遅く、そのまま鍵だけ置いて去ろうと思い、表でオートリキシャを捕まえようとしていたら、やっとオーナー登場です。
オーナーにオートを呼んでもらいバスターミナルへ向かいました。