乗り継ぎのためドバイに降り立ったシラトリ。
飛行機が遅延したため時間があまりありませんがラウンジを目指します。
つーか、ここのラウンジもムンバイ同様に激混みです。
ドバイのラウンジは勝手に広くてゴージャスなところを想像していたけれど、全くそんなんじゃありませんでした。
とりあえずサンドイッチなどを少し食べて早めに退散しました。
ムンバイからドバイまでの便は搭乗率100%に近いくらい激混みでしたが、ムンバイからの便は60%くらいでしょうか。
シラトリは窓側の席だったのですが、同じ列には誰もいませんでした。
するとここで人生初の後ろの席の通路側の人が話しかけてくるという出来事に遭遇。
しかも離陸後にこの人は自分が注文していた機内食をシラトリにくれるという。
こ、これが噂に聞く親切なイラン人か!
レストランで食事をしていると奢ってくれたやら、道で困っていたらすぐ誰かが助けてくれるとか、家に招待されて食事をごちそうになったとか、イラン旅をした人たちはみんなそんな経験をわんさかしているみたいじゃないですか!
ぜひ、シラトリも、と期待してしまいます。
でも搭乗前にラウンジで食べたし、正直なところ全く空腹ではなかったけれど、せっかくの好意を無駄にしてはいけないと思い残さずいただきました。
着陸前にピンク色の湖?なのか海なのかが見えたので、すげーーー!!と思ったのですが、意外と普通のことなのか、周りでは誰も写真を撮っていませんでした。
そして飛行機はシーラーズに到着しました。
4カ国目のイランです。
入国審査はスムーズで、特に何も聞かれることもなく、日本で入手したビザにスタンプを押されて終了。
空港でSIMカードを購入したかったのですが、シーラーズ空港では扱っていないようでした。
結局、なんだかんだで、この機内食をくれたアリに宿まで送ってもらいました。
途中、SIMカードを扱っている店がある通りを通ってくれたりしたのですが、ちょうどラマダン明けの祝日?とやらで、SIMカード屋に限らず、ほとんどの店が閉まっていました。
空港でも両替することなく宿に到着したはいいものの、現金を持っていません。
とりあえず両替と、あわよくばSIMカードがゲットできればと街へ出ました。
しかし、銀行はもちろんのこと、両替屋もやっている気配がありません。
カラーひよこに遭遇。
かなり長いこと街を彷徨いました。
すると、噂に聞く闇両替が1グループ?だけいました。
人数的には3人ぐらいいたのですが、どうやら同じグループっぽくて、レートは親分みたいな人次第でした。
そもそも相場もわからないし、1グループしかいないと他と比較できないけれど、ここで両替するしかありません。
だけど、イランの紙幣を見たこともないので、この人たちが持っている紙幣が本物なのかどうかもわかりません。
困った、どうする?!
最初は100ドルを両替するつもりだったけれど、もし騙されてたら、とか考えてビビって20ドルだけ両替しました。
9,000,000リアルだったので1ドル450,000リアルでした。
このレートがいいのか悪いのかもわからないし、桁数が多すぎて訳がわからないし、日本円にしたらいくらなのかもピンとこないし、色々とめんどくさいです。
現金を入手したシラトリ、まずスカーフを買いました。
本当はムンバイでスカーフを買いたかったのですが、いい具合に薄くて安いのを見つけることができず、日本から持参していたストールをかぶってとりあえず入国したのですが、予想していたよりイランが暑いんです。
インドまではいきませんが、旅行者でも半袖を着れないこともあり、長袖を着てストールなんかかぶってたら汗だくです。
だけど、凄く乾燥してるんです。
静電気もバチバチです。
あっという間に肌もカサカサですよ。
インドでは常にベタベタだったのにw
値段の感覚も掴めないまま、とりあえず雰囲気的に安そうなスカーフを買ってみました。
300,000リアル。
日本円でいくらくらいなんだろうねぇ?と思いつつ。
一日中お札と睨めっこしたり、ネットで調べたり、金銭感覚を掴むために苦労です。
初日は全く金銭感覚が掴めないまま終わりました。
そして初日はSIMカードを入手することはできませんでした。
ホリデー明けの月曜日まで入手するのは無理そうでした。
イランは想像以上にネット環境が悪すぎてかなりのストレスです。
イラン渡航前に日本で有料のVPNをインストールしてくる人も多いと思いますが、有料でもまず使えません。
なので、イランのためだけにインストールするつもりなら、今すぐやめるべきです。