イスファハンの宿は12人部屋です。
ここまで人数が多いと深夜に部屋で電話するやつとか、真夜中に部屋に戻ってきて部屋の電気をつけるやつとか、やつとかやつとか、そんなやつがいそうですが、いないのです。
その代わり、超神経質な欧米人がいて、まだ19時くらいでも部屋の電気をつけようもんなら「電気を消してくれ、眠れない」とか言い出すのです。
まさかそんな早い時間から既にに寝てる人がいるとは驚きです。
もしかしたら、この人のお陰で部屋の秩序が保たれていたのかもしれません。
この宿の凄いところはベッドごとに十分すぎるほどのコンセントが設置されていることです。
これだけではなく、反対側にも1口あります。
充電し放題です。
しかも全世界対応型なので、アダプターも必要ありません。
イランの宿は朝食付きがお約束!?
だいたいどこの宿でもきゅうりとトマトは絶対です。
っていうか、野菜は基本それしかありません。
そして平べったいパン。
たまごはセルフ式で、自分で好きな数のたまごを好きなように調理します。
コンロは4口あるのですが、ジジイ軍団がコンロを占領していたりします。
たまご何個使ってんだってくらい大量の卵液をちんたら弱火で何やってんだよって感じです。
しかもただその様子を見てるだけのジジイまでコンロ回りにいて邪魔極まりない。
周りの迷惑考えろ!
基本的にキレイだし、いい宿だと思うのですが、唯一、女子トイレとシャワー室のドアがアコーディオン式なのです。
しかも、鍵が3/4壊れているという。
男子の方はチラ見した感じ、普通のドアなのに、なぜ女子だけ?!
どちらかといえば、女子の方こそちゃんとしたドアにすべきでしょう。
2日目からは観光です。
イマーム広場はそこで1日過ごせるくらい雰囲気も良くてキレイです。
ただ、イランは基本的に木がないので日陰というものがなかなかないのが厳しいです。
天気のいい日は暑いし、眩しいし、やっぱ屋外で1日過ごすのは厳しいですね。
モスクの近くのカーペット屋でチャイをいただきました。
ヤズドでもそうでしたが、カーペット屋は営業も兼ねてチャイをご馳走してくれる感じでしょうか。
夕方はハージュ橋に行ってみました。
木はありませんがいい感じに日影ができるので休憩にぴったりです。
たくさんの地元民も涼んでいるようです。
暗くなるとライトアップされます。
橋にいたらカーペット屋のボスから電話がかかってきました。
夕食をご馳走してくれるということなので、遠慮なくいただくことにしました。
雰囲気のいい、地元民で賑わうレストランでした。
羊は前日食べたからチキンか野菜がいいとリクエストしました。
シェアしよう、ということでメインを2種類頼んだようです。
が、ボスがチョイスしてくれたメニューはやっぱりパサパサ料理でした。
チキンケバブ(ライスとやはり平べったい薄いパン付き)と、パサパサライスの間にパサパサのチキンが挟まれたやつ?
日本人は正直パサパサ好きじゃないよー。
どっちかっていうと、パサパサしてる料理は日本にないし!
芋も揚げ過ぎて干からびたみたいになっていますw
何でもパサパサになるまで水分を飛ばしたいのでしょうか。
パサパサしているから、そりゃあ崩れるでしょうね。
ボスはTastyと言っていました。
DeliciousではなくTastyと表現したことがなんとなく気になりました。
何か意図があったのでしょうか。
ってか、2つともチキンにしなくても良かったんじゃない???
日本人的感覚ならチキンと別の物にしますよ。
料理に使われているのは胸肉(ささみ含む)ばかりなのですが、だからパサパサでもあるわけですが、モモ肉を使ったらもっと美味しくなりそうだけど、ペルシャ料理的にはパサパサ至上主義なのでしょうか。
モモ肉は一体どこにいってしまうのでしょうか。
サラダを注文してくれていたのはありがたかったです。
野菜の少しの水分でさえ欲しているのです。
ってか、汁物的なのとか煮込み的なものとか、パサパサじゃないのを食べたかった。
パサパサすぎて、のどが渇くんですよ。
パサパサばっかり食べきれませんよー。
そりゃあ残しちゃいます。
汁気が欲しかった・・・
ごちそうさまでした。
翌日はさらなるもう1つの橋へ。
スィー・オ・セ橋。
途中でドーナツを買ってみました。
油ギトギト系でした。
ホントはドーナツ屋の前にファストフード屋に入ったのですが、おつりをきちんとくれない店だったし、スタッフの感じがよくなかったので店を出ました。
それに引き換え、ドーナツ屋のスタッフは感じがよくてドーナツのギトギト具合も気にならなくなるほどでした。
アルメニア教会のヴァーンク教会を目指して歩いていたのですが、Googleマップでは午後は14時30分からになっていたのに実際は15時30分からでした。
あと30分ほどです。
どうしよう、時間潰す?
このドーナツは食品サンプルです。
注文したら本当にこんな風なのが出てくるんでしょうか?
違う店でワッフルのパフェみたいなのを注文してみました。
ドーナツを食べたってのにまた似たようなものを食べるという。
食べ終わった頃にはちょうどいい時間になっていました。
しかし、教会の入場料が、今までのイランのどこよりも1番高い2,000,000リアルだったので入るのをやめました。
さっき1回来た時にこの教会のジジイが思いっきり嫌な顔をしたのも解せないし、どうせアルメニア行くし、と思ってあっさり引き下がりました。
イラン限定エルメスです。
皆さんが思い描くエルメスとは別物だと思います。
また橋に戻ります。
イランではこんな風に全身真っ黒なのは当たり前の光景です。
絵葉書みたいじゃないですか。
やはり暗くなったらライトアップです。
イスファハンはイマーム広場は良かったけれど、それ以外は橋くらいしかなかったので、正直2泊で良かったなぁと思いました。