テヘラン到着翌日。
イスファハンに引き続き、朝食はたまご料理作りから始まります。
パンは微妙に違うのですが、やっぱり硬いんです。
よくこんな硬いパンを毎日食べていられるよなぁ。
イスファハンと違うところは朝食の時間帯にだけ普段は見かけない専門のスタッフが2~3人やってきて、野菜を切ったりチーズを切ったり、この時間帯だけは食器も洗ってくれます。
イスファハンは食器は各自洗わなければならないので、そのために順番待ちが発生することも。
翌日も鼻水、鼻詰まり、咳の症状は続いていました。
しかし、こんなこともあろうかと病院で処方され余っていた鼻炎の薬や鼻のスプレーを持参していたのでした。
シラトリに隙はなかった!!!!!!!!!!
薬を飲み、鼻スプレーをし、マスクもし、お出かけです。
宿からすぐ地下鉄の駅があります。
車内では次から次へと車内販売?の人がやってきます。
靴下やらサンダルやら、色んな物が行ったり来たり。
見てると意外と買っている人がいるんです。
1番買ってる人が多かったのはジップロックみたいな袋でした。
それはそうと、薬を飲んだというのに何分経っても何時間経っても全然症状は改善しません。
おかしい。
なぜ?!
そこである結論に達しました。
これは身体の防御?反応というのか、何というのか、乾燥しすぎて粘膜もカピカピでヤバすぎるから身体があえて鼻水を出しているんだと。
この日は次なる地へのバスのチケットを買いにバスターミナルまで行きました。
またイラン的日付の訳のわからない日のチケットを掴まされたら、という不安はありましたが、今回の窓口のお姉さんは英語も通じるとてもノリのいいお姉さんで、ちゃんと英語で説明して手書きで日付や時間もチケットに書いてくれました。
その後は近くのモスクや、
アーザーディ塔に行ってみたり、
遠くの山を見てみたり、
ボルジェ・ミーラードとかいうイランで最も高い塔に行ってみました。
展望台には行っていません。
その帰り道、珍しく英語で声を掛けられました。
英語を専門に学んでいるという学生さんたちで流暢な英語を話します。
最初はマスクをしている二人だけだったのに、知らないうちに他にも集まってきて、次から次へと質問の嵐でした。
ペルシャ料理で何が好きかと聞かれて困りました。
全く好きではないけれど、思いつかなかったので、とりえあず「シシケバブ」と答えておきましたw
やっとの思いでシシケバブと答えたのに、「他には?!」と聞かれ「料理の名前がわからない」と答えたら納得していました。
「今まで旅行者と喋ったことはない」とか「初めて外国人と話をする」とか言って、みんなワチャワチャしてました。
メトロに乗る際はイラン的クレジットカードで改札を通るのですが、持っていないので窓口で現金でチケットを購入します。
でもこの時は窓口に誰もおらず、この中の一人が余分に持っていたカードを貸してくれました。
貸してくれたというか、払ってくれたわけです。
今後どこかでイラン人が困っていたら助けてあげてね、と。
そりゃあもちろんです。
どうもありがとう。
そういえば、テヘランではマスクの着用率がそこそこありました。
他の地域では見かけても1日に数名程度でしたが、テヘランのメトロでは3~4割はマスクをしていたようなイメージです。
テヘランの宿では女性用ドミが満室ということで仕方なくミックスドミにしたのですが、これが部屋にシャワー室がついているタイプでした。
知ってたらミックスはミックスでも他の部屋にしたのにー!
とにかく換気扇やら何やら響いてうるさいんです。
しかも2日目の夜中にチェックインしてきた非常識女どもが深夜に部屋の中でドライヤーをするという。
なんか異常なほど爆音なドライヤーでした。
余談ですが中国人ジェントルマンの部屋もシャワー付きだったらしく、同じく深夜にシャワーを浴びて歌まで歌っている人がいた。
部屋にシャワーがついているのは良くない。
と、シラトリと全く同じ意見を述べていました。
テヘラン最終日も鼻水、鼻水詰まり、咳が収まらず、もうどこに行く気にもなりません。
ほぼ宿で過ごしました。
テヘラン3泊も必要なかったなぁ。
もう早くイランから脱出したい。
それだけ、鼻水、鼻詰まり、咳が酷いのです。
(※原因はテヘランの大気汚染だったようです)
宿のすぐ横にパラダイスがありました。


スイーツを買ってみました。
2個で460,000リアル。(100円くらい)
どちらのクリームも同じ味でした。
しかも超甘い!!!!!!!!!!!!!
右側の方はシュークリーム的な感じかな?と思いきや、皮はメッチャ分厚くて硬かったのでイラン的にはシュークリームなのかもしれませんが、イラン以外の世界人々が食べたら違うものだと思います。
そしてシラトリは本当はコカコーラ派なのですが、イランはコカ・コーラは売ってなくてペプシだけ置いてある店が結構あります。
この店もそうだったので仕方なくペプシにしました。
夕食はヤズドからイスファハンまでのバスで一緒だった日本人男性と、宿の庭でたまたま話をしていた中国人女性と3人で行くことになりました。
イランでは旅行者でも女性はスカーフで髪の毛を隠さなければいけませんが、この中国人女性は宿から出てもスカーフをしていなかったので宿に忘れたのかと思い指摘すると、
「イランに来てから1度もしていない」
「必要ない」
と言うではありませんか。
ええええええええええええ?!
それ間違ってない?!
「豪に入れば郷に従え」だと思うんですが。
絶滅していたかと思っていた昔ながらの嫌なタイプの中国人がまだいたか。
こういうタイプが世界各地で問題を起こすんだろうなぁと色々想像してしまいました。
しかも、シラトリが咳をしていたら「コロナだろう?わたしも咳が出る!伝染した!」的なことを言ってきました。
中国人のアナタがそれ言う?
世界中の多くの人がコロナの原因は中国のせいだと思っているのに。
実際にインドの宿のスタッフも「中国人は嫌いだ。なぜならコロナは中国が云々・・・」と言っていました。
インドでもそうですが、洋服屋は洋服屋ばっかり集まっていて、照明屋は照明屋ばっかり集まっています。
イランもそんな感じで宿の周辺は楽器屋と靴屋と食器屋ばかりでなかなかレストランがありません。
そんな中、やっとたどり着いて入ったレストランはメニューがチキンかシシケバブかフィッシュしかない、とか言って、それらを頼む流れになってしまいました。
パサパサのチキン、パサパサのケバブ、パサパサの魚、パサパサのライス、パサパサのフルコースです。
壁に貼ってあったのはおそらくメニューだと思うのですが、読めないのですが、もっとメニューの数はあったはずだけど。
後から入ってきた客が注文していたのはスープのようなカレーのような汁物でした。
ってか、パサパサじゃないのあるじゃん!
なぜそれを勧めない?!
なんでパサパサばっかり勧めてくるんだよ!
パサパサは正直言って美味しくないんだよー。
ライスにバターが付いてくることがよくあるのですが、これはパサパサを多少しっとりさせるためなのでしょうか。
しかし!
ライスが冷めていているのでバターを乗せたところでバターがとけることはなく、パサパサライスはパサパサのままなのでした。
とはいえ、イランでの最後の晩餐もまたご馳走になってしまいました。
ごちそうさまでした。
イラン滞在中で美味しかったのはやはりイスファハンのしっとり柔らか系羊肉でした。
しかし、これにてパサパサともおさらばなのです。
さようなら、パサパサ。
さようなら、平べったくて硬くてなかなか噛み切れないパン。