国境の町、シゲトゥ・マルマツィエイの次に目指す場所はシギショアラです。
シゲトゥで一泊した後はシギショアラに向かいたいのですが、どのような方法で行くことができるのかはっきりわかっていませんでした。
電車では行くことはできるのですが、クルジュ・ナポカまで何らかの方法で行き、そこから電車に乗り換える形です。
もしシギショアラまで直行のバスがあるのならばバスがいいのですが、バスがあるのかどうかもわからず。
ウクライナから戻った後、スーパーで夕食を買い、のんびり宿に戻りました。
もう結構遅い時間になっていました。
そして今さらながら宿のオーナーに翌日シギショアラに行きたいと相談しました。
するとバスターミナルや知り合いやらに電話して確認してくれたのですが、シギショアラまでのバスはなく、クルジュ・ナポカまでのバスが朝の4時30分にあることがわかりました。
って、4時半って早すぎーーーーーー!
8時とか9時とかちょうどいい時間のはないのかね?
と優しく親切なオーナーに詰めよってみたところで、4時半以外の選択肢はないようです。
もしくは遅い時間なら電車で遠回りをして行くか。
仕方ないので気合いで4時半に起きることにしました。
バスターミナルも陽気な墓に行った時の駅前のターミナルではなく、PEPCO衣料品店の近くの「18」と表示があるあたりです。
宿のオーナーにもそう説明されました。
「18」って道路の名前じゃないの?!って感じですが、Googleマップだとちょうどその辺りがバスターミナル?というか乗り場らしいのです。
半信半疑のまま、4時ごろバス乗り場に向かって歩きました。
4時20分ごろに噂のバス乗り場付近に到着すると、既にバスが止まっていたので「クルジュ・ナポカ?」と聞いて乗り込みました。
料金は70レイでした。
観光バスサイズのデカいバスです。
最初はガラガラでしたが、徐々に人が乗り込んできて、途中からはほぼ満席状態でした。
シラトリは一番後ろで横になって寝ようと思っていたのですが、人がどんどん乗り込んできてそんなことができる状況ではありませんでした。
それどころか、途中から吐き気を催してきました。
睡眠不足のせいかな。
おまけにトイレにも行きたくなってきました。
うううううう、これは前日に電車で吐いていた子供の呪いか?!
とか思いながら耐えました。
すると20~30分くらいで奇跡的に休憩タイムのようでバスが停車しました。
ラッキーです。
お陰で気分転換ができ、吐き気もすっかり収まりました。
20分休憩だったと思います。
無事にクルジュのバスターミナルにバスは到着し、そこから鉄道駅まで歩き、シギショアラまで10時の列車のチケットを買いました。
クルジュで撮った写真はこれだけかなw
滞在時間は1時間もないと思います。
10時の列車は遅れてやってきましたが、そこまで混んでおらず快適な列車旅でした。
シギショアラに到着!
宿に向かう途中の教会。
川を越えます。
振り返ってまた教会の写真を撮ってみたり。
途中から坂道を上がっていきます。
時計台。
Googleマップを見ながらグルグル歩いているうちにどうにか宿に到着しました。
世界遺産に登録されている歴史地区の散策に出発。
宿に地図があったので活用します。
この地図の順番に回ることにしました。
裏には説明も載っていて、とても使いやすい地図でした。
でも、この地図を持ち歩いている人はほぼ見かけなかったので、無料で置いている宿は少ないのだと思います。
お土産屋で2レイで売っているところはありました。
1:城塞広場
2:市長の家
3:時計塔
4:鉄鍛冶の塔
5:修道院教会
6:市庁舎
7:ローマカトリック教会
8:ブーツメーカーの塔
9:仕立て屋の塔
10:毛皮職人の塔
11:ブッチャーズタワー
12:屋根付き階段
13:丘の上の学校
14:丘の上の教会
15:丘の上の墓地
16:カスタルドの要塞
これだけはどこにあるのかわかりませんでした。
17:ロープメーカーの塔
18:ブリキ細工の塔
19:タナーズタワー
20:旧広場
地図上の建物をゆっくり見て回りました。
可愛らしい町でとても雰囲気も良く、気に入りました。
旧広場の近くにスーパーがあったので行ってみました。
柚子なの?
水なの?
なんなの?
しかも炭酸?!
怪しいお茶は買わず、チョコレートを買ってみました。
「ROM」というこのチョコレートはルーマニアでは有名みたいですね。
他の2個はロシアのチョコだと思います。
ってか、ルーマニアは一人当たりのチョコレート消費量が世界一とか?
しかしこれはサイトによって一位の国がバラバラなので本当はどこの国が世界一なのかよくわかりません。
シギショアラにはドラキュラのモデルになったヴラド・ツェペシュの生家があります。
お土産屋とレストランをやっています。
銅像も近くにあります。
広場の近くの店でルーマニア風ドーナツを買いました。
あちらこちらでみんなが食べていたランゴシ?ランゴシュ?ラーンゴシュ?をお持ち帰りして夕食にしました。
パッと見、ピザみたいな感じなのですが、生地は油で揚げていて、サワークリームとチーズがたっぷり乗っています。
出来立ては見た目もいい感じなのですが、お持ち帰りにしたので、チーズがぺっちゃんこになって残念な感じになってしまいました。
急いで持ち帰ったのでまだ温かかったですが、その場で食べた方が良かったかもね?
こっちを見ているよ!
たくさんの目がこっちを見ているよ!
歴史地区で一泊し、翌日は散歩から。
時計塔はからくり時計になっているようなのですが、いつ行っても10時15分くらいなので今はもう動かないのでしょう。
知らんけどw
怪しげな店構え。
何屋さんですか?
探偵事務所?
最後にブランチをいただいてシギショアラの歴史地区とお別れです。
パンの中にスープが入っています。
パンが凄くデカいので出てきた時に驚いたのですが、よくよく考えたら、パンの外側はあくまでも器であって食べないんだろうなと察しました。
察する前にふたの部分を食べてみたのですが、硬かったです。
やっぱ中身のフワフワ部分だけ食べるのでしょう。
中身もくり抜かれてはいますが少しフワフワ部分が残っています。
中身の写真は撮り忘れました。
中には豆と豚肉がゴロゴロ入っていました。
美味しかったです。
宿で荷物をピックアップして駅に向かいます。
可愛らしい町シギショアラ、さようなら。
12時13分の列車でシギショアラからブラショフへ向かいます。
しかし列車は遅れに遅れて約1時間ほど遅れて出発となりました。