ひとり旅、ときどき日常

2023年3月に世界一周に再出発?!好奇心旺盛大人女子冒険ブログ

【ネパール】マルディヒマールトレッキング最終章

今日、ほぼトレッキングが終了して電波が通じるところまで山を下りてきたシラトリです。

 

トレッキング3日目はドイツ人のフランクに置いて行かれることなく一緒に出発しました。

ピッタムデウラリからローキャンプを目指します。

結構ハードな道のりでフランクとの会話はほぼありません。

会話をするとすれば途中の休憩くらいで、それ以外はもくもくと歩くのみです。

シラトリが先に歩いてフランクが後ろ、というスタイルなのですが、道を間違えやすいシラトリが前ってどうなの?と思ったのですが、フランクはそんなの知ったこっちゃない訳だし、きっとシラトリのペースに合わせてくれるつもりで後ろなんだなと納得しました。

 

午後になるとやはり雨が降り出し、レインポンチョを着たんですがポンチョはトレッキングには向いてないですね!

超歩きにくい!

ポンチョってブワッと広がってるので、岩を登る時とか足元が見えないし邪魔w

あんなんじゃ滑落するわ!

危険、危険!

ポンチョは平坦な道の時だけ使うべきだとの教訓を得ました。

 

そんなこんなで3日目は15時くらいにローキャンプに到着しました。

もうかなりヘトヘトでした。

宿はいくつかあるのですが、前日同じ宿だったメンバーと一緒の宿にするのが暗黙の了解みたいな感じでフランクは他のメンバーがどこの宿なのか探しに行きました。

フランクがその宿を探し当て、チェックインしようとしたのですが、なんと部屋の空きが一部屋しかないというのです。

宿は他にもあるので別に他でもいいっちゃいいのですが、もう疲れて歩きたくないし、面倒だし、フランクとシェアすることにしました。

シェアすれば宿代も安く済むし!

もちろんベッドは別です。

部屋は最後の一部屋というだけあって布団部屋というか、使ってない布団が山積みになっている部屋でした。

布団が使い放題なのだけが特権です。

部屋はもちろん暖房なんかないので薪ストーブのあるダイニングホールで過ごします。

 

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疲れたので寝ようかと思ったらフランクも寝るタイミングだったようです。

山なのでほぼほぼ服を着たまま寝ます。

21時ころ就寝となりました。

と思ったら目が覚めました。

フランクジジイのイビキのせいです。

ムカつくのでジジイ呼ばわりです!

ムカつくので携帯のライトで照らして見たら口を開けて寝てました!

だからイビキかくんだよ!

山積みになっている枕でぶん殴ってやりたいくらいでした。

 

携帯で時間を確認すると22時半です。

たった1時間半でシラトリの睡眠タイムは終了となりました。

その後はしばらく眠れず、寝れたと思ったらまた目が覚めてを繰り返し、だんだん息苦しくなってきました。

ローキャンプは2970メートルにあります。

たぶん高山病の症状のうちなんだろうなと思います。

良いのか悪いのか、全く頭痛はないのですが、とにかく息が苦しいのです。

22時半に目が覚めるまで全くそんな症状なかったのに、、、って感じです。

 

ほぼ眠れないまま4日目となりました。

フランクが起きてトイレに行くとシラトリは即ダイニングホールへ行きました。

ちなみにトイレは部屋にはなくて共同のトイレが1つのみです。

性格の悪いシラトリはダイニングホールに行って

フランクのイビキで眠れなかった!

と言いまくりましたw

まぁ、もちろん本人にも

超うるさかった!

と言ってやりました。

フランクは申し訳なさそうな声色で謝っていましたが、謝るくらいなら部屋をシェアする前にイビキをかくことを自己申告しろ!と言ってやりたかったですが、面倒なので心の中で叫んでおきました。

しかも、シェアしたら部屋代は半分で済むと思ったのに普通に一部屋料金を請求されました。

マジムカつく、フランク!と思いました。

わざわざ通常料金でイビキジジイと同じ部屋で過ごしたかと思ったらかなり損した気分です。

フランクが倍の料金払えやって感じです。

 

4日目はローキャンプからハイキャンプを目指します。

標高が一気に高くなるのでキツいであろうことが予想されます。

それに息苦しさは全く変わらずです。

そんな中、出発です。

他の宿だったメンバーも途中で合流し挨拶を交わします。

シラトリは気分が良くないとみんなに言いまくりますw

 

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とにかく息苦しさと戦いながら上を目指しました。

マジでキツかったです。

シラトリもフランクもガイドをつけていないのですが、2日目や3日目ににガイドやポーターをつけている人たちと仲良くなり、金魚のフンの如くついて行くのでした。

途中からほぼペースが一緒のタイ人姉妹と一緒に歩いていたのですが、ハイキャンプ到着目前にフランクに先に行ってくれと言ったらあっという間に姿が見えなくなりました。

フランクがどこの宿に行ったかは知りませんがシラトリはタイ人姉妹と同じ宿にしました。

その後、フランクを見かけることはありませんでした。

もしかして滑落した?とちょっと心配になり、他のメンバーに聞いたりしましたが、誰も見かけてないのでした。

 

とにかく息苦しいし、寒いし、眠いし、気分は最悪です。

宿にチェックイン後、みんながどこかに行きましたがシラトリはストーブの前で暖まるのみでした。

どこに行ってたのか聞いたらちょっとしたビューポイントに行ってたみたいで、写真を見せてもらったら良い感じでした。

一緒に行かなかったことを後悔しました。

でも次の日の朝、暗いうちにビューポイント行くし!

富士山だってご来光を見るのが恒例なわけで、山と言ったらサンライズでしょ!

と思ったら、誰も朝は行かないと言うではありませんか!

これは予想外でした。

せっかく運良く出会った日本語ができるネパール人にアイゼンを借りたのに。

そうなのです、ハイキャンプには日本語ができるネパーリーがゲストハウスをやっています。

スノーランドというゲストハウスなのでよかったらどうぞ。

シラトリは別の宿だったのにも関わらず、貸してあげるよと言ってアイゼンを持ってきてくれました。

 

ハイキャンプはさすがに寒いです。

この旅初の寝袋を使うことにしました。

一回広げてしまったら最後、袋に収納できなくなることを考え、なるべく使わないようにしようと思っていたのですが寒さには勝てません。

超あったかいです。

夜中、暑いくらいでした。

 

www.shirat0ri.com

 

寝袋の暖かさに感動。

買ってよかったと思いました。

誰もビューポイントに行かないと言われたのにも関わらず、もしかしたらを考え暗いうちに起きることを想定して早めに就寝。

 

5日目は3時に目が覚めました。

ちゃんと寝れたからか息苦しさはなくなっています。

やっぱ息苦しさは睡眠不足のせいかと思ってまたフランクにムカつくのでした。

さすがに3時は早すぎるのか、他の部屋もひっそりとしています。

外も暗いです。

トイレに行きがてら外の様子を伺うと雪が降っています。

こんな中、ひとりでビューポイント、行きたくねー!

正直そう思いました。

こんなの滑落しに行くようなものです。

と思いながら、もしかしたら誰か行くかもしれないし、と思い準備するシラトリなのでした。

5時頃になると周りがガチャガチャし出しました。

こ、これは、と思い部屋のドアを開け、ビューポイントに行くのか問いかけるとそうだと言うではありませんか。

ただ、余裕をぶっこいていた&ほぼ行く気がなかったシラトリはまだ準備中だったため仲間に入れてもらうのは諦めました。

 

その後、準備が整い、仕方なく一人で外に出てビューポイントであろう方向に進んではみたものの、無理でした。

少し前に誰かが通ったであろう道も降り続く雪のせいで足跡もほぼ見えなくなっています。

それこそ自殺行為です。

少しだけ進んで引き返しました。

 

あー、昨日みんなとビューポイント的ところに行くんだったと更に後悔したシラトリなのでした。

6時頃になるとみんな起き出します。

今日は上に行くのか下に行くのか、とガイドやポーターが聞いてくれます。

シラトリが雇っているわけでもないのにみんないい人です。

ペースが同じタイ人姉妹と行動を共にすることにしました。

ハイキャンプからシディングを目指します。

下るのみです。

雪が降り、視界も悪い中、下山します。

みんなアイゼンを装着してるのですが、シラトリはスノーランドのオーナーに借りたアイゼンは既に返しています。

結構滑るのですがドイツ人女性が雇っているポーターが助けてくれます。

ドイツ人女性はポーターとガイドをつけているのですが、このポーターもガイドもとっても優しくて良い人たちなんです。

ちなみにタイ人姉妹はガイドのみつけているのですが、このガイドはタイ人姉妹を置いてさっさと先に行ってしまうようなヤツです。

日本人の彼女が昔いたと言っていました。

替わりにドイツ人女性のポーターがタイ人姉妹を探して迎えに来てくれたりするくらいです。

 

アイゼンがなく、滑りまくるシラトリの前に雪の上に落ちている靴下がありました。

タイ人姉妹のガイドがシラトリにそれを履けというではありませんか。

顔は至って真顔です。

ドイツ人女性のポーターがシラトリの靴の上から靴下を履かせてくれるのでした。

するとどうでしょう。

滑らなくなって歩きやすくなりました。

穴の空いた靴下をアイゼン替わりにしたらいいかもしれませんね。

重量もスペースもかなり削減できますよ!

しかし、気が付いたら靴下はどっかにいってしまってました。

両方ともなくなってました。

 

どこかに行ってしまったのは靴下だけではなくフランクもでしたが、フランクはアイルランド人女性2人組と共に現れ、そして我々スローチームを追い越して行ってしまいました。

 

途中、ベルの音がカランコロン聞こえてきます。

この音がする時はロバが来る時です。

ロバは気を使って止まってくれたりはしません。

こっちが回避するしかありません。

ご注意ください。

 

やっとのことで17時ころシディングに到着となりました。

ジープを呼んでおかないと帰れないという情報を多々見かけましたが、ジープは普通に待機してました。

シラトリたちは最初からシディング泊のつもりだったので宿にチェックインです。

 

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宿と言っても普通の家みたいだけどね。

夕食はまたダルバートにしました。

タイ人姉妹は疲れたので夕食は食べないで寝るとのことです。

ネパールはガスコンロと薪コンロの両方を使っているところが多いみたいです。

ここの宿もそうだし、初日のお父さんのとこもそうだし、初日のお父さんの宿で知り合ったシラトリを置いてった日本人女性もそう言ってました。

 

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ここの宿の前にもロバが整列してました。

 

タイ人姉妹のガイド曰く、シディングからポカラまではジープの他にバスもあると言ってましたが、宿のお母さん曰くバスはなくジープのみだそう。

だったら今日待機してたジープで帰っても良かったなと思ったシラトリなのでした。

 

明日はポカラに戻ったら5日ぶり?6日ぶり?のシャワーですw

そして洗濯したい!