ひとり旅、ときどき日常

2023年3月に世界一周に再出発?!好奇心旺盛大人女子冒険ブログ

インドは毎日フェスティバル!インド人は全員劇団員?

どーも、シラトリです。

今回は目次というやつに手を出してみたんですが、なんかちょっと違う気がしますw

みんなどんな風にやっているんでしょうか?

 

さてさて、旅人の中でも好き嫌いがハッキリ別れる国、インド。

呼ばれた人しか行けないと言われているインド。

そんなインド、シラトリも数年前に行きました。

そうです、インドに呼ばれたんです。

 

インドに呼ばれたシラトリ

 

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それまでインドはハードルが高いのもあったし、興味もそんなになかったし、インドは行くことはないかもと思っていました。

それがある時、「インドに行こう」と思ったんです。

まさにインドに呼ばれました。

 

インドには中国東方航空の安いチケットで行きました。

デリーinコルカタoutのオープンジョーです。

デリーには深夜着だったのもあり、あらかじめホテルのピックアップをお願いしてありました。

初インド、しかも深夜着ときたら用心するに越したことはないでしょう。

しかし、このフライトが遅延し、到着も予定の時間から1~2時間は遅れたと記憶しています。

 

もしかしたらピックアップの人と出会えないかも、もう既に帰ってしまったかも・・・と嫌な予感しかしませんでした。

当然のようにその予想は的中!

何度も何度もグルグル周ってピックアップの人を探しましたが青いボードを持った出迎えの人なんていませんでした・・・

 

あっという間に集まるタクシードライバー

 

そこからホテルまでどうやっていこう・・・

タクシーしかないな、と。

タクシー乗り場に行くと、あっという間にタクシードライバーらしき人々に囲まれます。

一人に声をかけるとわらわらとどこからともなく集まってきて1分ほどで10人以上に囲まれます。

「そのホテルまでは350ルピーだ!」

「オレなら300ルピーでいいぜ!」

競りのように金額が飛び交います。

どうやら相場は300ルピー前後のようです。

そんな中で破格値の200ルピーと申し出たヤツがいたのです。

明らかに怪しい、絶対何かある、これには乗らない方がいい。

わかっています。

怪しすぎます。

 

でも次の瞬間、そのタクシーに乗ることに決めていましたw

やっぱ安いって魅力的だよね!

でも念のために本当にホテルの場所をわかっているのかガイドブックを出して確認しました。

ちゃんとわかっているようだったので、とりあえず合格です。

 

タクシーに乗り込み、少し走ると、なぜか途中で一人の男が乗り込んできました。

タクシードライバーは運転中、誰かと電話していたのできっとこの男と連絡を取っていたのでしょう。

ヒンズー語は全くわからないので何を喋っていたのかはわかりませんが、きっと

「おう!カモが引っかかったから例の作戦で行こうぜ」

なんて会話が繰り広げられていたのではないでしょうか。

男たちは

「インドは何回目だ」

などと聞いてきます。

ここでバカ正直に初めてなんて答えたら危険!

だからと言って5回目なんて答えてボロが出ても危険!

ということで控えめに

「2回目」

と答えておきました。

 

車は真っ暗な道をどんどん進んで行きます。

本当にこの道がホテルに続いている道なのかすらもわかりません。

でもシラトリは意外にも落ち着いていました。

なるようになるだろうと。

 次々登場する劇団インド人

すると車はまた止まりました。

道端に立っているターバンを巻いた男と何やら話しています。

もしかして、このターバン男まで乗るの?と思いましたが乗らず、また走り出しましたがタクシードライバーが言います。

「今日はフェスティバルだから道路が封鎖されていてホテルまで行けない」

「だから俺の知っている旅行会社で今後の予定を考えよう」

出た!

フェスティバル!

出ました!

きちんと下調べしているシラトリです。

初インドとはいえ、こんな定番のウソに引っかかるわけがありません。

でもお約束どおりのことを言ってくるなんて、ちょっと面白かったです。

 

インド人との本当の戦いはここから?

 

しかし、強引にも車はある程度の数の建物があるであろう住宅地なのかオフィス街なのか、謎の場所に到着しました。

目的のホテルではないことだけは明らかです。

「旅行会社に到着したから降りろ」

と、スライド式のドアを外から開けてきます。

ここで降りたら高額の訳わからんツアーを組まされて・・・という予想は簡単にできます。

そもそも本当に旅行会社がそこにあるのかどうなのか、暗すぎて見えません。

シラトリは渾身の力を込めて大声で

「NO!!!!!」

と叫びながら思い切りまたドアを閉めました。

できるだけ不機嫌に、できるだけ怒り顔で!

 

するとどうでしょう。

男たちは諦めたようで、また車は走り出しました。

今度こそちゃんとホテルに着くのか、どこへ向かっているのか、シラトリにはわかりません。

時間はもう夜中の3時です。

走り続けると何やら駅らしき建物が見えてきました。

初めてだから自信はないけれど、確かホテルは駅の近くだったはず。

もうホテルは近い!

しかし男たちはまだ諦めていないようで

「ほら、あそこの道が封鎖されているんだよ」

と、ホテルがあるであろう道路を指差して言います。

その時、一台の車がその道路に入って行きました。

ウソがバレバレですw

男たちにとってはこんな夜中に他の車が来たのが予想外だったのかブツブツいいながら仕方なく、その道路に向かいました。

その道路に入ったらあっという間にホテルに到着!

なんだか長い道のりだったけど、無事に着いてよかった!

 

インド人相手には強気に出るに限る!

 

タクシーを降りて、荷物をタクシーのトランクから降ろしてお金を払います。

最初に200ルピーと聞いています。

しかしここでタクシードライバーの最後の悪あがき

「2000ルピーだ」

と言って渡した200ルピーを返してくるではないですか!

はぁ?2000?あっそ!お金要らないのね、とばかりに返してきた200ルピーを奪い取り、そそくさとホテルに入ろうとするシラトリ。

慌てて追いかけてくるドライバー。

約束どおりの200ルピーだけ渡してさよならです。

めでたし、めでたし。

 

いや、そもそもちゃんとピックアップに来なかったホテルってどーなのよ!

ってことで、チェックインがてらホテルのスタッフに詰め寄るシラトリ。

「迎えに行ったけど、君が来なかったんだ」

「ピックアップ代の800ルピー払ってね」

とのこと。

はぁ?迎えに来てもいねーくせーに誰が金払うか!

だいたいそこにピックアップの人が持っているはずの青いボードが放置されてるけど、そこにシラトリの名前すら書いてないよね!

誰か知らん人の名前らしき物は書いてあるけど。

ってことで、800ルピーも払わず済みました。

 

いや~、インドって手ごわいですね!

インド人的には毎日フェスティバルだから、大人女子旅人は引っかからないようにしましょうね!

あと、強気が大事!

嫌なこととか怒りは前面に押し出して行きましょう!

空港からホテルまでの間に何人のインド人がこの安っぽい演劇に登場したんだよって感じ。

これを劇場型詐欺とか言うんでしょうか?

 

そんな出鼻をくじかれたインドでしたがシラトリはインド嫌いではないです。

またチャンスがあったら行きたい国です。