5月19日8時出発のメスティア発バトゥミ行きマルシュルートカは15分ほど遅れて出発しました。
バトゥミの他にトビリシ、クタイシ行きのマルシュルートカも同時刻の出発で、トビリシ、クタイシのマルシュルートカはほぼ時間通りに出発して行きました。
バトゥミ行きは客の人数が少ないからなのか、他のマルシュルートカに比べて小さくてかなり年代物の車です。
実際乗り込んでみると座り心地も今まで乗ったマルシュルートカの中で1番悪いです。
ちなみにマルシュルートカのチケットはこのレストランのところにあるデカいおばあちゃんが受付しているところで買っておけば間違いないです。
たぶんこのおばあちゃんがボスだと思っています。
実はおばあちゃん、足だけ写っています。
マルシュルートカが走り出して30分ほど経った頃、峠の途中で車を停めました。
こんなところで誰か降りるのか、乗るのか、と思ったら、ドライバーが降りてボンネットを開けて何やら始めました。
今まで走ってたのに、故障したくさいです。
確かに日本なら見た感じで既に廃車でもおかしくないレベルの車だし、故障するのもわかります。
もうこれは代わりの車に乗り換えて行くしかないでしょう。
早く代わりの車を手配してくれー。
それなのに、ドライバーは代わりの車を手配する様子はなく、客まで加わってボンネットを覗き込んでいます。
少しするとマルシュルートカ的な車がやってきたので、やっと乗り換えかと思いきや、その車のドライバーも降りてきてボンネットを覗き込みます。
いやいや、素人が何人もボンネットを覗き込んだって車が直るわけないじゃん!
他にも車がやってくるのですが、やはりボンネット覗き込みに加わるだけです。
何人覗き込んだって意味ねーから!!!
この人たちの頭の中には客を他の車に乗り換えさせるという選択肢はないようです。
しかもドライバーに電話がかかってくるのですが、電話は運転席に置いたままで、ステップトーン?っていうのか、最初は音が小さくてだんだん大きくなる設定にしていて、ドライバーはだいぶじいさんなので聞こえないみたいで、10コールくらい鳴ったあたりでやっと気づきます。
それからさらにゴソゴソしてから出るのですが、その時には既に電話は切れているという。
これを3回くらい連続でやっていました。
じいさんからかけ直せや!
ボンネット覗き込み隊が粘ること2時間後、やっと車が直ったようで再出発です。
念力でしょうか。
と見せかけて全く直っていませんでした。
また、覗き込み隊の再結成です。
さらに1時間覗き込みは続きました。
最初に車が止まってから3時間経った頃、一番最初に到着していたマルシュルートカに乗り換えになりました。
そして最初に乗っていたオンボロ車を牽引していきます。
てか、なんで最初からそうしないの???
今までの3時間完全に無駄だったよね。
15時に昼休憩。
本来なら目的地に余裕で到着しているであろう時間です。
ハチャプリを食べました。
メニューがなく、何があるのかわからないので無難な選択をしました。
熱々でチーズがこぼれ落ちるほど大量だったけど、やっぱりしょっぱいですねー。
そして、本来ならバトゥミまでの直行だったはずなのに、途中のディグジジ?ジグディディ?で強制的に降ろされ、乗り換えです。
さらにここで待ち時間発生。
そして、出発から12時間かかってバトゥミに到着しました。
すげー疲れた。
移動だけで1日終わりました。
最悪。
翌日は曝露後接種2回目の日です。
目星をつけていた宿からまあまあ近めの病院に行ったら産婦人科でした。
言われるまで全然わからなかったわー。
メスティアでは病院に行ったら当たり前のように普通に接種できたので、ジョージアではどこでもそんな感じなのだと思って甘く考えていました。
その後に行った病院は「インターナショナル」という立派な名前が付いているくせに受付が完全英語拒否のため話にならないと思って諦めました。
さらにその後に行った病院はワクチンを置いていないようでした。
でもそこで紹介してもらった病院でやっと接種できました。
しかし、メスティアの先生とここの先生は言うことが違くて困りました。
メスティアの先生は曝露前接種をしているから曝露後接種は2回〜3回すればいいと言っていました。
しかしバトゥミの先生は曝露前接種をしているのにもかかわらず、5回打たなければいけないと言うではありませんか。
しかもメスティアでは25ラリだったのに、75ラリの請求です。
メスティアでは25ラリだったというと、25ラリに値下がりしました。
なんでやねん!
でもまあ、2回目もちゃんと決められた日に打てて良かったです。
接種後はジョージア最終日なので、まだ食べていないものやら観光やらするのみです。
スマホを弄りながら歩いていたら視線を感じました。
凄い人が見ていました。
初ヒンカリです。
一個1ラリ。
これはだいぶ安いです。
香草が結構入っているので小籠包のイメージは違うと思いました。
飲み物はビールとジュースしかないみたい。
何があるのか聞いたらレモネードって聞こえたからレモネードを注文したのに、激甘の洋梨ジュースでした。
後から知ったのですが、ヒンカリって捻ってあるところを手で持って食べて、その部分は残すのがマナーだとか。
どーりでみんな残してると思ったよ。
知らないから全部食べちゃった。
その部分は必然的に皮が厚くなるから生だったりして残してるのかと思ったんだけど、違ったのか。
きっと作る方も残すのを前提に作ってるのだろうからね。
今度また食べる機会があったら残そう。
歩いて消化して小腹を空かせてハチャプリです。
今までのハチャプリとは違うタイプの。
バターやらチーズやらたまごをまぜまぜしていただきます。
お店のおばちゃんが食べ方をレクチャーしてくれました。
んー、美味しいんだけど、やはり塩分は半端ないです。
無塩バターを使ったらいいかもしれませんね。
ジョージアは物価は全然安くなかったけれど、親切でフレンドリーな人が多くていい国でした。
天気が悪い日が多くて残念でしたが、また訪れたい国です。