グアヤキルの朝を迎えました。
本日のフライトは13時05分発のグアヤキルからリマまでのフライトです。
早めの9時過ぎには宿を出ました。
宿を出てすぐ見えるこの歩道橋を渡ればすぐ空港に到着できます。
空港の建物内の入口ではチケットの確認がありましたが、そこまで厳重な警備という感じはしませんでした。
それはまるで青天の霹靂。
オンラインチェックインしていようがしていまいが、預け荷物があるのでチェックインカウンターに並ばなくてはなりません。
早く荷物から解放されてラウンジに行きたいのは毎度のことです。
カウンターはそこまで混んでおらず、スムーズに順番がまわってきました。
スタッフの女性はシラトリに衝撃の言葉を投げかけてきました。
「ペルーから出国するチケットは持っていますか」と。
え、。
聞いてないよ、出国チケットが必要だなんて(←シラトリ心の声)
もちろん出国チケットなど用意しているはずもなく、この場をどうにか切り抜けてチェックインしなくてはなりません。
「ペルーからバスでボリビアに行くからチケットは持っていません」
と返答するも、それが真実であってもそのバスのチケットを持っていないことにはどうにもなりません。
どうしよう・・・
焦るシラトリ。
あ!そうだ!チケット持ってたわ!あっぶねー!(←シラトリ心の声)
「リマからクスコ行きの航空券を持っています!」
「それは国内線なので出国チケットには該当しません」
がびーん!
くっそー、リマとクスコはどっちもペルーか、しまった、、、
もうテンパり過ぎて何が何だかパニックです。
「つい数日前に友人が同じルートのフライトに乗ったが彼女は出国チケットは持っていなかった。なぜわたしだけ出国チケットが必要なのか!?」
と食い下がるもスタッフが今さらOKと言うはずもありません。
実際にここ数週間の間に同じルートを飛んだ連絡を取っている旅人が4人ほどいましたが、誰も出国チケットを求められたなんて言っていませんでした。
なぜシラトリだけこうなる。
ホント引きが強いな、悪い意味で。
そして、
「12時までに出国チケットを用意するように。さもなくばチェックインはできない」
と、なんとも非情な回答をいただきました。
がびーん!
がびーん!
がびーん!
こんな時のために以前シラトリはダミーチケット作成のイメトレをしていました。
いざそれを生かす時がやってきたのです!
シラトリがイメトレしていたのはANAのキャンセルできる高額な航空券を実際に買うバージョンと英語サイトの10ドル程度を支払って捨て航空券を買うバージョンです。
しかし、いざ実際に買うとなると、こんな極限状態ではANAの高額チケットはミスしてキャンセルできないやつを買ってしまうのではないかとか、英語サイトは英語サイトで何かミスしてしまうのではないかと凄く不安になってしまいました。
時間だけが刻々と過ぎていきます。
どうしよう、、、
変な汗も出るし手も震えます。
もうこのどちらもできる気がしない。
何か他にいい方法はないのだろうか。
シラトリはダミー航空券は諦め、他の方法を探すことにしました。
しかも英語サイトだとミスりそうなので日本語サイト限定で。
さらにはバスのチケットを探すことにしました。
何という狭き門でしょう。
しかしなぜかその時はそれしか考えられなかったのです。
どのくらい時間が経ったでしょう。
そして見つけたのです。
なんと1時間以内キャンセル無料!
これしかない!
1時間以内にキャンセルできるかが怪しいところではありますが、例え捨てることになったとしても航空券よりは安いです。
ということで購入し、再度チェックインカウンターへ並びます。
しかし、他のカウンタースタッフは客に出国チケットを確認している様子がないんだよねー。
絶対さっきの女スタッフがシラトリを狙い撃ちしてきたとしか思えません。
違うスタッフでも確認するかなー?
などと色々考えながら並んでいたのですが、順番が回ってきたシラトリはまたあの女スタッフに当たってしまいました。
もうこれはこうなる運命、逃れられない試練だったのでしょう。
シラトリは堂々と日本語サイトの予約画面を突き出してやりました!
さぁ、確認しやがれ!!!
女スタッフはGoogle翻訳を使ってちゃんと確認していました。
こうして無事にチェックインできました。
皆さんもペルーに入国の際は万が一に備えて出国のダミーチケットなり何なりを用意しておくとよいでしょう。
しかしまぁ、何があるかわからないから空港には早めに到着しておくに越したことはないなとつくづく思いました。
いつも国際線は最低でも3時間前には空港に到着しておくようにしていたので今後もそれは守ろうと思いました。
もしギリギリに到着して今回のようなことが起きたら対応できる気がしません。
ラウンジに行く時間もありました。
良かったー!
そして予約したバスチケットですが、キャンセル方法がわからず問合わせたところ無事にキャンセルできました。
ありがとうございます。
こういう時に日本語で問合せできるのって本当に助かります。
ありがとうございました。
さようならエクアドル。
ガラパゴスはまたいつか再訪できたらいいなあ。