プリーを去る日の朝がやってきました。
8時にチェックアウトするのはいいとしても、列車の時間までどうするのか問題。
特に荷物。
普通なら宿で預かってもらうのですが、そもそもこの宿にはレセプション的なものがないし、常駐してるスタッフもいないし、予約サイトにも荷物預かりに関しての記載がなかったし、おそらく対応していないようです。
聞いてみようかとも思ったのですが、例えOKだったとしても、誰も管理していない誰でも出入りできるようなところに荷物を放置されている図が想像できたので聞きもしませんでした。
とっとと駅に向かうことにしました。
おそらく荷物預かりがあるはずだと信じて。
プリーの駅は朝っぱらから多くの人で混雑していました。
ホームの方に行くには荷物検査をしなければいけないようなのですが、かなり多くの人がそれをスルーしてホームの方へ向かい、それを係の人が大声で注意するも人々はシカトして先を急ぐのでした。
そんなユルユルな荷物検査なので、シラトリもしれーっとスルーして中に入りました。
すぐお目当ての荷物預かりがありました。
24時間まで1つ30ルピーのようなのですが、シラトリは3つ預けて100ルピーでした。
謎。
この街にはレンタル自転車があるらしい情報を入手したので、自転車をレンタルしようかなと思いました。
しかしGoogleマップを見る限りレンタルバイク屋は結構あるのですが、そこに自転車もあればいいけれど、なかったらどうしよう、だったら自転車屋に行くべきか?なとどぼんやり考えつつ、歩き出すのでした。
コンビニおやじのところに行くにも時間が早すぎます。
しかしながらそっち方面に向かい歩いているとフードコートの看板が目に入りました。
建物も比較的新しいし、入ってみることにしました。
ちょっとイメージしていたよりだいぶ店の数は少ないですが、まぁフードコートでしょうね。
そこで初めてマサラドーサをいただきました。
これは韓国オヤジのお気に入りのようで韓国オヤジからオススメされていました。
パリパリの皮の中にカレー味のじゃがいもが入っています。
手が油でベタベタになりますが、美味しかったです。
ここはほどよい温度設定の冷房とwifiがあり、時間を潰すのにもってこいです。
パソコンをこのフードコートに持ってこなかったことを後悔しました。
この街は宿だらけなのにまだまだ宿を建設しています。
そして、建設途中で放置されたであろう建物もかなり多く見かけました。
フードコートに長時間居座り、結局コンビニオヤジのところには行かないまま駅に戻りました。
駅に戻ってシラトリファンと写真を撮ったり、待合室で顔を洗ったりし、列車に乗る準備を整えました。
1時間前にはもう列車は停まっていたので乗り込みます。
これがまたバングラデシュとインドの国際列車同様、乗り降りする階段が上りにくいんです。
年配のご婦人方はとても苦労していました。
さぁ、席はどこかなー?
と思ったら車両に入ってすぐの席でした。
上のベットです。
通常は2段ベッドが2つの4人分ずつ仕切られているのですが、シラトリのところは2人分です。
これは周りにあまり気を使わなくてもいいし、ラッキーじゃん。
ただ、下のベッドにどんな人が来るか次第ですが。
シラトリは今まで飛行機でも列車でも隣の席の人の運がないのです。
よく、隣の席の人と仲良くなって一緒に観光した!とか連絡先交換した!とか聞きはしますがシラトリは今まで一回もそういうことがないのです。
今回こそはフレンドリーな人がやってきますように。
ワクワク♪
で、出発ギリギリにやってきたのは無愛想で嫌な感じの小柄な青年でした。
またハズレでした。
列車は定刻より3分ほど遅れて出発しました。