ダッカからコルカタまでの国際列車マイトリーエクスプレスは16時半頃にコルカタ駅に到着しました。
到着が近づいてくると周りの客たちがソワソワし始め、我先にと頭上の荷物棚から荷物を下ろし始めました。
ある意味、外国人にとってそれが到着の目安になるのでいいのかもしれません。
もうすぐ到着するんだなぁと思いましたが、無理くり頭上の荷物棚にあげられたシラトリの大荷物を慌てて降ろそうとしたところで他の客に激突してしまう危険があります。
当たりどころが悪くてポックリ逝かれても困るので、ほぼほぼ客がいなくなってから下ろすしかありません。
いや、待て、ほぼ客がいなくなったら大荷物を下ろすの手伝ってもらえないじゃーん。
ひょえーーーーーーーーー!
と思っているうちに気づいたら最後は小さな女の子を連れたお母さんしかいなくなりました。
くっそー、さすがにか弱そうなお母さんに頼むわけにはいきません。
あの警察官だかなんか知らんけど、エラそうなヤツ、ムカつくー!
下ろすの手伝いにこいや!
と念力を送ったところでそいつが現れる訳もなく、その怒りのエネルギーとパワーで降ろしてやりました。
ったく、なんやねん、あいつ。
と思っていたらそいつが現れました。
遅いんじゃワレ!
まぁどーせ手伝に来たわけじゃないと思うけどね!
急かしに来たんだよね!
あームカつく!
常に不機嫌そうな顔というのかオレ様的エラそうな表情をしていて、それが更にムカつきます。
そいつが見てきたらこっちも負けずに嫌な顔してプイッってしてやりました。
先生!
犯人はこいつです!
荷物棚から降ろした荷物を更にホームにおろし、あとは入国審査です。
これがまたホームに長蛇の列ができているのです。
シラトリは荷物を下ろすのに時間がかかった&車両が後ろの方というダブルパンチで後ろから数えて3番目とかそんな感じでした。
なかなか列は進みません。
その途中で入国カードが配られ、シラトリは歩きながら記入するという高度なテクニックを使用しました。
高度なテクニックを持ち合わせていないバングラデシュ人やインド人たちはそこら辺の壁やテーブル的なところで記入するために列を離脱したので、シラトリは少し前進することができました。
やっとのことで辿り着いた先は荷物のX線検査です。
なんだよ、入国審査じゃないんかーーーーい!
エックス線検査が終わったら今度こそ入国審査かと思いきや、次は男女に分かれて一人一人小部屋で身体検査です。
普通におっぱいモミモミされます。
そんな調子なので時間がかかって当然です。
で、やっとのことで入国審査なんですが、これがまた何の順番なんだか知りませんが、入国審査の手前で足止めされて待たされるのです。
何でこうもインドってインドなんでしょう。
もうね、入国する前にインドが嫌いになる人もいるでしょうね。
そしてなんか知らんけど、気が付いたらどんどん順番を抜かされてシラトリはまたまた後ろから3番目くらいになってしまいました。
ホントなんなんだよ、インド。
宿には明るいうちに到着できると思っていたのに気が付いたら18時を過ぎています。
何時間かかるんだよ。
もう諦めの境地に達していたシラトリは最後でもいいやと思いはじめていました。
すると一般人みたいな人が
・イービザか
・そのビザで以前入国しているか
とか聞きに来て、そうだと答えると、今度は一気にワープで次に入国審査の順番になりました。
一般人みたいな人は私服だけど入国審査係の隣に座ったりしていたので内部の人みたい?です。
16時半に到着して、コルカタ駅を出たのは18時半でした。
どんだけー!
マジ疲れる。
それからウーバーでタクシーを手配です。
ウーバーのピックアップポイントが決まっているようなのですが、イマイチどこか確信がないまま待っていたら1台目にはキャンセルされたっぽいです。
その間にタクシードライバーが声を掛けてくる&ついてきます。
インド名物ですね。
早速ファック砲をかましておきました。
2台目はどうにか合流できて助かりました。
車はほぼ窓全開でクラクションを鳴らしまくりながら爆走します。
途中、信号待ちになってしまいました。
すると、うめき声とともに、窓から手があああああああああ!、!!!、!
もうこれリアルゾンビでしょ!
そんなこんなでやっとこのとで宿に到着です。
宿代を支払う際に衝撃の事実を知ることに!!
500ルピー紙幣と100ルピー紙幣数枚を差し出すと、なんとその500ルピー紙幣は使えないときたもんだ。
一瞬、訳がわからず混乱しましたが、そう言われてみれば何年か前にインドは紙幣が変わったとかなんかあったよね、とうっすら思い出しました。
使えないのでは仕方ないのでクレジットカードで支払おうと思ったのに3%手数料がかかるというのでATMにキャッシングしに行きました。
ふとここでペイジーが利用できない時間帯のことが頭をよぎります。
確認すると日本時間の23時過ぎではないですか!
ペイジーが利用できるのはあと30分もありません。
急げ!!!!!!!
宿に戻り現金での支払いを済ませ、宿の説明をしてくれるスタッフの話を軽く流し、すぐさま共有部屋へ向かい、バックパックからパソコンを取り出し開き、焦りながら操作をします、汗だくになりながらどうにか日本時間の23時28分にキャッシングの返済を完了することができました。
前回はタイで勝負に負けてしまったからね。
今回も負けたらどうしようかと思いましたが勝てました。
しかし、それはそうと、例の使えない500ルピーですが、宿のスタッフにも「誰から受け取ったんだ?」とか聞かれましたが、この時の手持ちルピーは前回インドに来た時の残りであり、よって入手したのは2020年だと思います。
もしかするとその前の初インド時の残りという可能性も少なからずありますが・・・
2020年はバンコクのスーパーリッチで両替したと思うのですが、そうなると犯人はスーパーリッチか????
それはさだかではありません。
今さら答えがわかったところでどうすることもできないしね。