ひとり旅、ときどき日常

2023年3月に世界一周に再出発?!好奇心旺盛大人女子冒険ブログ

【イラン】イスファハンからテヘラン

イランの人々は日本も含めた他の国とは違う別の世界を生きてるなぁと感じます。

 

ビザやマスターなどインターナショナルクレジットカードはイランでは使えないけれど、イランの人々はイランでしか使えないデビットカードのようなものをクレジットカードと呼んでいます。

イランから出たことがない人々はこのカードが世界中で使われていると思っているような気がします。

なぜかというと、当たり前のように会計の際にクレジットカードという名のイラン限定カードでの支払いを求めてくるからです。

基本的に旅行者はそんなカードを持っているわけないのに、イランの人々は全くそうは思っていないようで「持っていない」と言うと不思議そうな顔をします。

 

イランの公用語はペルシャ語ですが、店の料金表示も数字ではなくペルシャ語で表記されていることが多く、いくらなのか全くわかりません。

わからないので、ハウマッチ?と聞いたところで、イランではこんな簡単な英語すら通じません。

やっと通じたと思っても、ペルシャ語表示の電卓を見せてきたりします。

だーかーら、それがわからないから聞いてるんだって。

イランの人々はペルシャ文字の数字が世界中で使われていると思っている感さえあります。

 

そして、1番困るのはイランは日付が違うことです。

日本でいう平成とか令和、とかそういう問題ではなく、例えば1月1日がイランでは1月1日ではないのです。

5月1日もイランでは5月1日ではない別の日なので訳がわかりません。

 

そして現に5月1日10時半発のテヘラン行きのバスチケットを買ったはずなのに、その日のチケットではないことがバス出発直前に判明しました。

チケットを買ったのはヤズドからイスファハンに到着した時で、何回も確認したのにそれでもこの有様です。

宿のスタッフにもこれは5月1日のチケットで間違いないかと何人にも聞いたのに。

 

シラトリはイラン以外の人々が生きている世界の5月1日のチケットを求めていたのに、購入したのはイラン的5月1日のチケットだったのかもしれません。

 

お陰で10時半のバスには乗れず14時のバスに振替となりました。

ったく、時間の無駄である。

今日のバスに乗れるだけラッキー♪

と思えばいいのでしょうが、心が狭い&根に持つタイプのシラトリはなかなか楽観的になれないのでした。

 

イランの人々はイランが中心に回っている世界で生きているんだなぁ。

よっぽど時間と心に余裕がないとイラン旅は難しいです。

インドの比ではないですね。

 

ちなみにレストランに行くと、ビーフという名の羊肉もあります。

だまされないようにw

てか、イランでしか使えないカードをクレジットカードと呼ぶように、イランではそれが普通なのでしょう。

 

ただただバスターミナルで時間を潰し、14時10分頃バスは出発しました。

 

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乗りかけた10時半のバスにはなかった軽食付きです。

 


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イランのバスは基本的に3、6、9、12、13、16、19、22、、、が1人用座席です。

どうして12と13が連続しているかというと、ちょうど13のところは乗降口があり2人用座席がないからです。

 

最初に乗りかけたバスの座席は13だったのですが、振り替えてもらったバスの座席は10でした。

普通、客が1人なら1人用座席を割り当てるだろうに気の効かないやつです。

そいつはかろうじて多少英語が通じたので6に変更してもらいました。

10にそのまま座っていたら通路側には松葉杖の人が座っていたので乗り降りが大変&何かと気を使う感じになったと思われるので変更してもらってよかったです。

 

しかし、変更してもらったはいいのですが、通路を挟んで隣の4、5の席には母親と小さい息子が座っており、このクソガキが近年稀に見る小汚くて迷惑なガキでした。

軽食の中に入っていたジュースのストローで唾を垂らしまくるという奇行としか思えない行動をし始めたのです。

最初は自分の車のおもちゃに唾を垂らして塗りたくっていたまではよかったのですが、そのうち、シート、さらにはシートの周りにまで唾を垂らし始めました。

そして、そのストローを振り回すという。

こいつの周りは唾だらけです。

母親は全く注意する様子はありません。

飽きて寝てくれ、と何度願ったことでしょう。

奇行はしばらく続きました。

ホント正直言うと、コイツ誰かぶん殴ってくれないかなーと思っていましたw

 

道中、イスファハンのカーペット屋のボスから電話がありました。

「香港」とか言っているので何かと思ったら、なんと、シラーズの宿で一緒だった香港女性がボスの店に行ったらしく、電話を代わられて喋ってやっと理解しました。

カーペット屋のボスやらスタッフは、それだけ色んな観光客に声をかけまくっているということです。

 

テヘランに向かっているバスの中から鼻水が出始め鼻がだんだん詰まり出し、咳まで出るようになってきました。

これはまさにシラトリの花粉症の症状と同じです。

ヤズドでは細かい砂が舞っていたし、PM2.5的な感じでアレルギーが発症したのかな?

 

バスターミナルにバスが到着するとタクシースタンドが目の前だったのでとりあえず料金を聞いてみると、驚きの4,000,000リアルでした。高すぎるので配車アプリのスナップで宿まで向かいました。

625,000リアルでした。

 

テヘランの宿はイスファハンの宿と同じ宿です。

イスファハンより若干古くて、イスファハンより狭いです。

チェックインして部屋に向かっていると後ろから名前を呼ばれました。

振り返るとイスファハンの宿で一緒だった中国人ジェントルマンでした。

 

その日の夜は鼻詰まりが解消せず、鼻呼吸は困難で口呼吸するしかありませんでした。

最悪です。