エッサウィラ17時発のバスはマラケシュのCTMバスターミナルに19時58分に到着しました。
バスターミナルから宿までは遠いのでタクシー一択です。
宿に事前にタクシーの相場を聞いたところ、最初は宿の送迎タクシーの値段を提示されました。
15€とか高すぎるから!
そうじゃなくてプチタクシーの値段が知りたいんだけど。
どうやら、40〜50ディルハムくらいのようです。
実際運転手に料金を確認すると、グランタクシーもプチタクシーも50ディルハムを提示してきたので、それなら相乗りではないプチタクシーにしますよ。
その方が早いし。
と思ったら出発直前におっさんがひとり相乗りしてきました。
タクシーはメディナの中には入れないのですが、それにしても中途半端などっちつかずな場所で降ろされました。
相乗りのおっさんはまだ乗ったままなのに。
納得いかなかったので、宿まで遠いから40でいいでしょ、ということで40にしてもらいました。
エッサウィラは強風でしたが、実はマラケシュもなかなかの風が吹いています。
タクシーを降りると、リヤカー的なもので荷物を運ぶ人が勧誘してきましたがお断りしました。
10ディルハムとのことなので、大荷物の人や宿の場所がよくわからない人は利用すればスムーズに宿まで到着できると思います。
宿に到着すると陽気なオヤジが出迎えてくれましたが、彼は英語は話さずフランス語を話します。
やりとりはもっぱらGoogle翻訳です。
宿代は現地払いだったのですが、クレジットカードは5%の手数料を加算するいうので仕方なく現金払いです。
モロッコでクレジットカード利用で手数料を加算なんて、この宿だけです。
クレジットカードが普及していないような田舎の小さな村とかならまだしも、マラケシュという大都会でムカつくわー!
現金が余りそうだったのでここ数日は現金を使っていたのですが、この宿のせいでまさかの現金不足の危機です。
今さら少額だけキャッシングしたくないので、残り2日どうにか間に合わせたい。
さぁ、では部屋に案内してもらおうか、という段階で、先ほどの相乗りオヤジがやってきました。
どうやら同じ宿だったようです。
来るのおっそー!
迷ったとのこと。
タクシーでシラトリが降りる時運転手に「遠い!」とか言ってたら、知ったかぶったこと言ってきて、自分はそのままその先まで乗ってったくせに、カッコわるー!
マラケシュはモロッコ最後の地なので、荷物を入れ替えたり大荷物から色々出し入れしたりするので個室にしました。
が、部屋の大半をベッドが占めていて空きスペースがあまりなく、なんだかなぁ・・・
しかも、宿のオヤジが会うたびに「部屋はどうだ?」と毎回聞いてくるのです。
部屋がどうかより、クレジットカードの手数料5%をどうにかしろや!と心の中で叫ぶシラトリなのでした。
もう外は真っ暗でいつもならとっくに夕食も終わっている時間なので、急いで夕食に出かけました。
今の時期は暑いという理由でハリラはやっていないレストランが多いのですが、ハリラのあるレストランを選びました。
ルーフトップのおしゃれレストランなので少々お高めです。
サラダとハリラを頼んだのですが、サラダが全く予想外のスタイルでした。
これサラダか?と内心思ったのはココだけの話です。
だいたいどこのレストランでも勝手に最初にパンが出てくるのですが、このレストランは「パン食べるか?」と聞いてきました。
確認するってことは有料?
と思い、ハウマッチ?と聞いたところ、これが全く通じず、それに対しての答えが
オー、ジャストスモール
とか
ノーノー、ワン
とか
全くかみ合わないのです。
なぜ???
あなた普通に英語も喋っているのになぜハウマッチだけ通じない?
結局、隣の席のお客さんが何語かわかりませんが通訳してくれて無料だと判明したのでいただきました。
ご飯を食べ終わったらとっとと帰りました。
あっという間にマラケシュ1日目終了です。
2日目です。
朝食込みなのでいただきます。
って言っても大したことない朝食ですけど。
マラケシュにもエッサウィラとは比べ物にならないくらい大量の馬がいました。
でもマラケシュの馬はエッサウィラとは違ってタクシーではなく観光用の馬車ですね。
たくさんの馬車が客待ちをしています。
そして漂ってくるアンモニア臭。
猛暑の中、文句も言わずにずーーーーーーーーっと客待ちをする馬たち。
あんまり需要がなさそうなので、客を乗せないまま客待ちだけで1日終わる馬たちもいるのではないかと思ったり・・・
クトゥビーヤモスク。
日陰が全くなくて照り返しで暑いったらありゃしないです。
モロッコ最後の夕陽。
宿の屋上から。
続いてメディナの中心部にあるフナ広場。
前日は到着が遅かったせいもあり、メディナの散策はあまりしなかったのでちょっと散策するよー。
そしてモロッコ最後の地、マラケシュのテーマソングです。
もうこれ以外にないでしょう!
「マラケッシュ」です!
マラケシュ最後の夕食はフナ広場の屋台です。
お気に入りのハリラとモロッカンサラダ、そして野菜とかの盛り合わせ?
フナ広場は夜になればなるほど賑わっている印象です。
マラケシュの宿はメディナ付近に取った方が遅くまでフナ広場を楽しめます。
フナ広場の夜はまだまだ長そうでしたが、翌日は移動日のため、早めに宿に戻りました。
あと、宿に戻るたびにベルを鳴らしてメインの入り口のドアを開けてもらわなければならないので、あんまり遅い時間だと、、、というのもあります。
移動日の朝です。
6時のバスで空港に向かうため、5時35分に宿を出発です。
バス停に向かって歩いていると、タクシーが声を掛けてきました。
超ウザい系です。
モロッコでウザい客引きはいないのかと思っていたのですが、マラケシュにはいました。
しかも空港まで700ディルハムって高すぎだろ!
ばーか!
誰が乗るか!
フナ広場の所のバス停に到着すると、既に欧米人カップルが1組待っていたので、空港?と聞くと、そうだというので安心して一緒に待ちます。
しかし、バスは10分前になっても5分前になっても一向にやってくる気配がありません。
前日の昼間に確認した時は、数分前にやってきて少し待機をして時間通りに出発していきました。
なぜ???
やがて6時を過ぎ、5分、10分と経過しても全くバスはやってきませんでした。
最初に待っていた欧米人カップルは時間に余裕がなかったのか、声を掛けてきたタクシーに乗っていってしまいました。
どうなってんの???
すると6時半前になってやっとバスがやってきました。
これが6時のバスだったら遅れすぎでしょ。
そして少し待機して6時30分にバスは出発しました。
推測ですが、空港行き19番のバスは始発が6時30分なのだと思います。
Googleマップで検索すると6時からバスがあるような案内が出るのですが・・・
バスは30分で空港に到着しました。
モロッコ、とってもいい国でした。
もっとゆっくり長めに滞在しても良かったなーと思いつつ、モロッコとお別れです。
まぁ名残惜しいくらいの方がいい印象のまま思い出に残っていいのかも?
計量です。
32キロまでOKなので余裕ですね。
さようならモロッコ。