ハバナ2日目です。
午前中は宿でグダグダし、昼過ぎから行動開始です。
チェさんですね。
でも何か違う気がします。
ハバナは最初の二泊とキューバ最終日のみ宿を予約していて、それ以外は他の都市に行くつもりです。
しかし、ハバナからどこに行くかはこの時点ではまだ決めておらず、とりあえずバスターミナルに行って出発時間などを考慮してどこに行くか決めることにしました。
歩いてバスターミナルまで向かいます。
宿からは徒歩40分くらいです。
街並みを見ながら歩きます。
途中、ちょっと気になるスイーツのお店を発見。
通過しようか迷ったけれど地元民数人が買っていたのでシラトリも意を決して購入してみました。
チョコレート好きなのでもちろんこのチョコレートケーキ?をひとつ購入しました。
40ペソ(約23円)です。
めっちゃ美味しかったです。
追加でまたまたチョコレートケーキとクッキーも買ってみました。
どちらも40ペソなので2つで80ペソです。
袋などはなく、トングで挟んだ商品をそのまま渡されます。
クッキーとチョコレートケーキを買うと、クッキーの上にチョコレートケーキを乗せて渡されます。
大量に買いたい場合は袋持参です。
クッキーも美味しかったです。
キューバの商店は鉄格子越しにやりとりをしなければいけない店が多いです。
ちょっとピザが気になったけれど、鉄格子に阻まれているので買うのはやめました。
こうなると先ほど食べたスイーツがランチって感じかな。
バーの前を通るとオープンテラスで飲んでいた地元民二人組に声を掛けられました。
バスターミナルで翌日のバスチケットを買う、というミッションがあったので挨拶程度だけでスルーしようとしたのですが、
「1分だけ」とか
「今日はオレの誕生日!」とか
結構しつこくて、スペイン語圏なのに珍しく英語も話せるし、押しに負けてちょっとだけ話をすることにし彼らの席に座りました。
シラトリは真昼間からは日本であろうが海外であろうが飲まない主義なので飲むつもりはなかったのですが、席に座るや否や、
「なに飲む?ビール?」
ってな感じであっという間にビールが運ばれてきました。
まぁ奢ってくれるなら飲むけどさ。
前日の夜に2本缶ビールを飲みましたがなんかイマイチだったので期待していなかったのですが、このクリスタルは美味しかったです。
なんだー、美味しいのあるじゃん!
二人のうちの片方は葉巻工場で働いているとのことで欲しかったら売るよ、と言われましたが宿のスタッフにも道端で声をかけれた人から買うなと言われているし、お土産用に買ったところで何か月も持ち歩くことになるし買わないよね。
一応、商品を見せられましたが断ったら強引に買わせようとすることもなく一瞬で引き下がりました。
余談ですがふたりはバイクで来ていて葉巻はバイクに積んでいました。
これからバスターミナルにバスチケットを買いに行くと言うと、
「バイクで乗せて行ってあげる、そして戻ってきてまた飲もう」
とか言われました。
そもそも飲酒運転だし、飲酒運転ではなかったとしてもそこまでして飲みたくないんだよねー。
その前にこのビール一杯いくら?
奢ってくれんの???
という疑問が頭をよぎります。
すると今飲んでる分(全員分)をシラトリが払って、戻ってきてからの分は俺が払う、とかそんなことを言い出しました。
は?
しかもいくらか聞いたら20ドル(約3,000円)だというではありませんか。
高くね????
シラトリ一杯、キューバ人A一杯、キューバ人B二杯で合計4杯の値段だと思うのですが、そうなると一杯5ドルということになります。
缶ビールが1ドルもしないのに、さすがに一杯5ドルは高すぎでは?!
でも宿のスタッフが外のレストランは高いって言ってたしな・・・
と頭の中でグルグル考えます。
店のスタッフに英語で値段を聞くももスタッフは誰ひとり英語を理解しません。
いくら英語で詰め寄ったところでポカーンです。
そしてシラトリもスペイン語はできません。
SIMカードを買っていればグーグル翻訳で聞くことができたのにー!!!
くっそーーーー!
他の客が心配そうにこちらを見ています。
そしてキューバ人AとBに何か言っているようですが何を言っているか不明。
でもおそらく、「悪い事すんな!かわいそうじゃないか!キューバ人のイメージが悪くなるだろ!」とか言ってくれてたんじゃないかなーと思います。
ってか、そう信じたいです。
シラトリ最大のピンチです。
って、たかだか20ドルですが、今まで記憶にある限り旅中にこんな詐欺師みたいなやつらに出会ったことがありません。
シラトリはどこの国でも一緒に飲もうとか言われたらOKする派です。
でも誰彼構わずOKしている訳ではなく、直感で判断していたのでしょう。
それで今までトラブルはありませんでした。
が、今回のコイツらは今まで出会った色んな国の地元民たちと違って妙にしつこかったことを思い出しました。
スルーするはずだったのに・・・
最初の意志を貫くべきでした。
きっと誕生日だというのも嘘でしょう。
「誕生日なんだよね?じゃあお祝いしよう!わたしが奢るよ!」
みたいな流れを期待していたのではないでしょうか。
ってか、誕生日だってこと、聞いた瞬間にすぐ忘れてたけどね!
絶対20ドルなんか払いたくねー!
ってことでキューバンペソならいくら?と聞くと2,000ペソだというではないですか。
計算が合わないけれど、断然キューバンペソの方が安いです。
(※1ドル240ペソで両替しています)
シラトリはキューバに入国してからはその日だいたい使う分を財布ではなくズボンのポケットに直接入れていました。
ポケットに手を突っ込み紙幣を取り出し、「これしか持っていない」ということで、500ペソ紙幣と100ペソ紙幣など合わせて1,000ペソだけ渡してその場を立ち去りました。
つーか、ムカつくから「お前は悪いヤツだ!!!!!」と捨て台詞を吐いておきました。
地獄へ行け!も付け加えれば良かったなとあとから思いました。
ったく、とんだタイムロスです。
気分悪いわ!
まぁでも旅に出てから今まで特にトラブルもなかったから気が緩んでいた部分もあったのだと思います。
これはある意味、注意喚起だったのだと思うことにしました。
クラシックカーが連続して走っていきました。
クラシックカーの写真ばかり乗せていますが実はそれ以外もいっぱい走っています。
バスターミナルに到着です。
色々考えてハバナ以外にはビニャーレス、トリニダー、バラデロに行くことにしました。
なのでそれぞれのバスの出発時間を聞いてみます。
第一候補はビニャーレスだったので真っ先に聞いてみると7時20分発のみでした。
早い・・・
早すぎる。
宿からここまで40分かかることを考えるとえらい早起きをしなければいけません。
トリニダーは15時25分発のみ。
遅い・・・
遅すぎる。
バラデロは8時30分と16時40分。
8時30分はちょうどいいけれど、バラデロは海なので1番最初じゃない方がいいと思い、時間が遅いけれどトリニダーに行くことにしました。
しかし!
いざチケットを買おうと思ったら、ネットがダウンしていてチケットの予約システムにアクセスできないようです。
さっきまでみんな買ってたのにタッチの差でダウンとはツイてないです。
まぁ少しすれば復旧するかもしれないのでバスターミナル内をウロウロしたり、オフラインでもできるアプリのゲームをしたりして待ち続けました。
しかし一向に復旧する気配がありません。
「明日の昼に買いに来て」とスタッフに言われ、確かにこのまま待ち続けるのも時間の無駄なので宿に帰ることにしました。
帰り道、なんか変わった建物があると思って近づいてみたら修復工事中?の教会でした。
だいぶ宿に近いところまで戻ってきたところで自称教師の男性に話しかけられました。
イスラエルでもメキシコでも自称教師に声を掛けられたぞ?
教師は外国人を見ると話しかけたくなるのでしょうか。
歩きながら少し話をしたのですがずっとついてきます。
ついてきているのか帰る方向が一緒なのかは謎ですが。
とある家の前に子犬がいたのですが、この犬の顔面がとても気持ち悪かったのです!
もしかしたら何らかの病気なのかも?
これは写真を撮らねば!と思いスマホを構えたのですが犬がチョロチョロ動き回っていい具合に顔が写せません。
すると、自称教師がこの犬との写真を撮ってくれと言うではありませんか。
(別にあなたの写真は要らないのですが)仕方なくOKすると自称教師は傍にいた飼い主に何か告げると犬を抱っこしようとしました。
その瞬間、犬はキャンキャン嫌がり暴れたかと思ったら自称教師はその犬に嚙まれ流血です。
ちょっとやそっとの流血ではなく地面にボタボタ血が垂れていました。
だいぶ痛そうでしたがシラトリはどうすることもできないし、自称教師も「ワクチンは打っているから心配はない。でも今から病院に行くからもう行っていいよ」と言われたのでそのまま帰りました。
ゲバラさんも心配そうです。
でも正直、噛まれたのが自分じゃなくて助かった、と思いました。
宿に戻ってレセプショニストにバスのチケットが買えなかった話をすると、シェアタクシーで35ドルでトリニダーまで行けるというのでお願いしました。
バスだと21ドルですが時間も遅いしバスターミナルまで歩かなければいけません。
シェアタクシーは13時出発で宿までピックアップに来てくれて宿まで送り届けてもらえます。
よし!
これでトリニダーまでの足は確保!
夕食に出かけます。
ゴミのコンテナにジャンプして遊んでいるガキンチョたち。
なんか気軽に入れそうなレストランがなかったので宿の近くのピザを買って帰ることにしました。
鉄格子越しにやり取りをします。
こちらがそのピザとクリスタルです。
めちゃくちゃ熱いピザをこの薄い紙に乗せて渡されます。
アチ!アチ!言いながら宿まで持って帰ってきました。
悪いやつらのお陰?で知ったクリスタルですが、商店では置いている店があまりありません。
1本220ペソです。
ピザは200ペソです。
ピザは妙に甘かったです。
生地に砂糖が入っているのかな?