昨日は結局、キッチンの電気が復旧することはありませんでした。
夜、いつものようにシャワーを浴びてシャワー室から出ようと思ったら、タップを閉めたはずなのにチョロチョロ水が出ています。
再度閉めなおしたと思ったら、今度はなぜがジャージャー水が出て止まらなくなってしまいました。
ったく、マジ何なの、この宿は!
次々何かが壊れていきます。
役立たずも悪戦苦闘して結局タップを分解していましたが、それでも完全に水が止まることはありませんでした。
それから、寝る前に警報音みたいなのが激しく鳴ったと思ったら、電気が落ち、宿内が一気に真っ暗になりました。
ブレーカーが落ちたのでしょうか?
しかしなぜか共有ルームのエアコンだけは作動していました。
役立たずは最初こそ復旧を試みていたようでしたが、やはり早々に諦めていました。
諦めが早いよ。
真っ暗な共有ルームで、ヤーサムともうひとりのパキスタン人と深夜のお喋りタイムです。
ネックライトが大活躍です。
このネックライトはトイレの電球が切れた時にも大活躍でした。
さて、トークの話題はもっぱらエジプト代表についてです。
エジプト代表は部屋で呪文のように「55マナト、55マナト・・・」と繰り返し唱え続けてるとのこと。
どうやら怒って帰っていった女性の件で55マナトを失ったとw
ヤーサム曰く、女性に渡したのは50マナトで「今度産む」代が5マナト、トータルで55マナトなのだろう、とのこと。
なるほど、なかなか鋭い推理ですね。
確かに55マナトだと女性に渡すにしては半端な額のような気がします。
電気は復旧することなく夜は更けていくのでした。
そして朝です。
今日から8月です。
10時前くらいに電気が復旧したようで部屋の電気が突然つきました。
キッチンへ行くと、冷蔵庫のために他の部屋から電気を引っ張ってきたようです。
最初からこうするべきでしょう。
切って瓶に入れて冷蔵庫に保存していたパクチーはさすがに傷んでいました。
なので今日はパクチーなしのランチです。
冷蔵庫や宿内の電気が復旧したのはいいですが、キッチンの電気だけは復旧しておらず、Wi-Fiも昨日の夜から繋がりません。
役立たずに聞くと今から修理の人が来るとのこと。
いつも来る来る言って誰も来ないけれど、今日はちゃんと来ました!
そしてキッチンの電気もWi-Fiも復旧し、シャワー室のタップも新品になっていました。
夕方、ヤーサムと他の宿を探しに出かけましたが、思うような成果はありませんでした。
当分はこの宿から動けそうもありません。
そして夕食は玉ねぎとパクチーのクリームソースのパスタです。
チーズもバターもデロンデロンにならず、どうにか持ちこたえていました。
夕食後、共有ルームでブログでも書こうか!
と書きだしたところ、ヤーサムがやってきました。
ヤーサムは聞いてもいないのにパキスタンの色々なことを教えてくれます。
それがまた結構興味深い内容だったりするのです。
痴漢バスやナデルとは今まで話したことがない話題ばかりです。
今日聞いて興味深かったのは割礼についてです。
パキスタンでは男の子が生まれると、生後7日後くらいに割礼をするそうです。
しかもその皮を切る人というのが、どうやら床屋みたいなのです。
「え?医者じゃないの?」と聞くと、医者でもできないことはないらしいのですが、経験が少なくて下手みたいです。
床屋が経験豊富で手際もよくて上手とのこと。
赤ちゃんが泣く暇もないくらい、すぐ終わるみたいです。
ヤーサムも男の子がひとりいますが、やはり割礼済みだそうです。
「日本ではどうなんだ?」と聞かれたので「日本ではやらない」と答えたところ、「それは大問題だ!皮が余って良くない!クサい!」などなど熱弁されました。
フィリピンでは10歳くらいで割礼しますが、どうせやるなら痛いかどうかよくわからない赤ちゃんのうちにやってしまった方が良さそうな気がします。
男性諸君はどう思いますか?