予約した宿のキャンセル宣告を列車の中で受け、列車の中で慌てて他の宿を予約しました。
インドは何をとっても一筋縄ではいきません。
ViのSIMは電波がイマイチなので予約完了できるか不安でしたがどうにか完了できたようです。
そしてこのViは電波が悪いし安いからてっきり格安SIM的なものかと思っていたら、ヴォーダフォンと何かが合併したやつらしいじゃないですか。
ヴォーダフォン、しっかりしてくれよ、ったく。
シラトリはWLから昇格して席を確保できましたが、おそらく席が確保できていないWLのまま乗車している人も当たり前のようにいて、そういう人たちはとりあえず空いている席にちゃっかり座っています。
今回の寝台も前と同じ2段ベットが2つの4人ずつ区切られているクラスです。
チェンナイを出発した段階でシラトリとその下のおっちゃんだけはきちんとチケットを持っていて、隣の上下の寝台のチケットを持っている人はまだ乗車していないようでした。
途中駅から乗ってくるのか、それともキャンセルしたのか。
そしてとぼけたちゃっかりやろーどもがその席を占拠している状態です。
インド人の凄いところはチケットを持っていないくせに、あたかも自分の席の如く堂々と席を占拠したり、チケットを持っていると平気で嘘を言って他のライバルたちを欺いて寝台を占拠したりするのです。
バレていないと思っているのかどうなのか知らんけどバレバレです。
夜もだんだん更けていき、さて寝ようかなとなったころ、明らかにチケットをもってないおっさんが隣の寝台の上にやってきました。
こいつはやってくるやいなや、しばらくは大声で電話してたかと思うと、寝たら寝たでいびきがハンパなくうるさいのです。
正規の席でもないくせにいきなりやってきてイビキをガーガーかかれたらたまったものではありません。
シラトリは今までインド人とのバトルには全戦全勝しています。
インド人に負ける気はしません。
我慢の限界だーーー!!、!!!
このくそやろーーー!
枕でぶん殴ってやりました!!!
ネパールでのいびきがうるさかったドイツ人への怒りも併せてインドおやじに思いきり枕を振り下ろします。
その直後は治まるものの、すぐまた轟音が始まります。
少し我慢してまたぶん殴ってやりました。
このオヤジ、自分がいびきをかいている自覚がないのか、なんなのか、
あんたのいびいうるさい!しずかにして!
って言ってるのに、
ディスイズパブリックスペース
ノットユアトレイン
はあ???
まさに、おまゆう、です。
お前が言うな!
そのセリフ、そっくりそのままお前に返してやるよ!って感じです。
そんなバトルを夜中に繰り広げていたのでした。
やがて、インドオヤジは降りる駅が近づいてきたのか3時半にアラームをかけていて起き出したので、また文句を言っておきました。
そしてノットユアトレインとお返ししたところ、インディアントレインだとかなんだとか言っていました。
わかってんだよ、そんなことは!
おやじは他の席の方に去っていき、やっと静寂が訪れました。
公共の場でいびきをかくやつは周りの人々に迷惑料を払ってほしいくらいです。
今回もまたハズレを引き当ててしまったようです。
そしてほぼ寝れないまま6時前にカーニャクマリに到着しました。
まだ月が出ていました。